8日目、予定変更の詳細。

同じことの繰り返しだが、
もう一度かいておこう。
これは9日の涙につながる出来事だから。

同じエピソードが必要ない方は飛ばして大丈夫です。


本来、8日目の今日に、
胸水を抜ききり、
胸膜癒着術を経て、管を抜くはずだった。

しかし、ここにきて急に管の入っている入り口が
腫れて膿が出始め、感染の疑いがでた。
検査でやっぱり感染して炎症がおきてて、
管を入れ替えて(!)完全に清潔を確認してから
癒着術を行うことになった。


なんとー!


またあの胸膜ごりごりすんのかーーーー!
とおもったらもう、すべて嫌になる。

ほんでもって、
計画は一退し、入院延長の話も持ち上がって
さらに涙目。
わたしは絶対12/5にはいえにかえりたいの!!!!!

そして、行われた管交換。
新たに新しい穴をあけてそこに入れるらしい。


しかし、ここで嬉しい情報が。
内科の先生ではなく、
わたしのオペを担当してくれた
外科のかかりつけ医が交換術をしてくれると!

なんとーーーー!
k先生は大好きなので、
会えるのも嬉しいし、
すごく安心。
痛いとしても身体を預けられる。

で、ほんとに痛いのは痛かったけど
信頼して任せてられてたので
泣き言や涙はないまま、
さっとおわれた。
人間の尊厳が守られた気分だ。

やはり、餅は餅屋。

自分が対人支援の仕事をしてる時に
すごく注意していることだが、
自分の手に負えない大きな案件が来た時など
しかるべきところに渡す。
それが相手のことを第一におもうから。
そのためにも横のつながりも仕事の一部だと思ってる。

この場合、外科にパスしてくれた
内科の先生に感謝だー!ありがとー!
o先生の、天然でドラえもんみたいなフォルムも
大好きになったけど、
でもやっぱりオペは外科の仕事だな…。

その後の発熱も必要な体の反応だから
心配にはならず、発熱するままにしておけた。
痛いのはつづいていたので薬の相談もしながら
山は乗り越えられた。


薬づけでぼんやりしながらも、
やはり考えるのが性分なんだろうな。

レントゲン技師のあの子とこれからどんなふうに
向き合うんだろう。
実際に対峙したとき、自分のからだが
緊張して、足腰の力が抜けてしまったことをおもうと
外来で通い続けるのは今考えるのは無理だ。

これもなんとかしないとな。

そうこうしていると、
夕方に癌専門の緩和ケアチームtさんが
部屋を訪ねてくださり、
いろいろ考えていることをきいてもらった。

1番はわたしのキーパーソンになってる
ハニさんのこと。
きっとここだけの話、といっても
緊急連絡先にまつわることだから
共有されるが、それでいいと思って
tさんに、ハニさんとわたしの関係、
家族とハニさんの関係を打ち明けた。
tさんは相槌もうまいし、存在がまろやかで
ただ一方的に話してしまっても気にならない。

話している間にメモもとらないので
聴いてもらってる感じがする。

この人は傾聴が身についている人なんだ。
すごく安心する。

質問も鋭利な質問はなく、
一般的で、こちらが想像つきやすそうな質問をなげてくれるので
とまどったり頭をむだにつかうことなく
つらつらと心配事をはなせた。

特に仕事のぐちと、家族がどれだけ私を支えてくれているかは、口に出すと、心底ほっとした。

tさんの力や、存在に支えられているが、
私には既往歴も、家族のなかの遺伝子的傾向もあり、
精神科に通うことにした、と告げると
深く頷いてくれ、尊重してくれた。

そして、また会いに来てくれるといってくれた。
なんとも、うれしい。
ぜひそうしてください、といってわかれた。

聴いてもらう側と聞く側は、
友達にはなれないけど、
この短い期間の同じ目標をもつ仲間となれたのを
認識した。

わたしもこのらtさんのような
まろやかな立ち位置でいられるように
なりたいなって思った。

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