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文学フリマ東京37 初参加。[E]

冷めないうちに書き残さねば。


初参加。

文学フリマ東京37というイベントに参加してきた/参加してみた(一般参加)。
文学フリマ初参加。というか“この手のイベント”初参加

会場(東京流通センター)についたのは12時過ぎ。開場時の賑わいは一段落して、既に屋外は落ち着いている状態(暫くしたら、展示場間の行き来が盛んになってた)。

その会場の様子を写真に撮ったけど、加工の手間を惜しんで掲載は遠慮。あとこれを書いていて思ったけど、立ち寄ったブースや興味を惹かれたブースの方にお願いしたら写真を撮らせてくれたのかも知れない。そこまで気が回らなかった。

第二展示場二階から一階へ、そして第一展示場

目当てのブースが第二展示場だったので第二展示場から入る。

人が多い。アツい。

正直、来場者が想像より遙かに多くて驚きました。
…… 熱気が凄かった! 人多かった!(思ってたよりずっとずっと多かった)! 会場がアツかった!
一歩足を踏み入れたら、広大な空間に机の列がずーーっと伸びていて、その間を人の波が往ったり来たり集まったり散じたり。もうそれだけで圧倒された。ビビる。

さっそく、興味を惹かれた出店者さんが

目当ての出店者ブースは二階というので二階へ。一階と同様広大な空間に(略)その間を無数の人が(略)。
初めてだし、端から行こうとしたら、早速ある看板が目に留まったのでいきなり初の「ブース立ち寄り体験」をすることに。
二人称小説という手法にこだわった作品を書き続けているという方で、とても興味深いので一冊買い求める(こういう時、紹介のつもりで出店者名など出してよいのでしょうか? 出店しているんだからいいのかな)。いきなり初の「購入体験」までした。

目当てのブース:日本エスペラント協会さん

今回文学フリマに行ってみようと思った理由のひとつは、日本エスペラント協会さんが『エスペラント現代用語集』なる書籍を出すよとツイート(ポスト)していたから。
見せてもらったら、A5判くらいのすごい分厚い本だった。「分野を問わず、nuntempeに生まれて/使われて認知されて/浸透している言葉」を広く集めた大労作。手許にあったら便利そうだったけれど、お値段も分厚かったので泣く泣く諦め(´;ω;`)。
リアル空間でエスペラントの話をするのは久しぶりで、ついあれこれ質問攻めにしたり話し込んでしまいました。ご迷惑をおかけしたにも拘らず丁寧にご対応くださりありがとうございました。

二階を回るのだけで、疲れたし汗をかいた

その後、人波を縫って一通り見て歩く。まだ第二展示場の二階で、この先に一階と第一展示場があることなど頭から消えていた。熱気が凄いので、脱ぎやすい上衣を着ていった方がいい。

短歌と短篇小説を文庫本サイズにして出している出店者さんで一冊。別の出店者さんでアンソロジー本一冊(どちらも第二展示場二階だったと思う)。ほか、面白そうなブースを覗いたり話を聞いたり見本を見せてもらったりした。ありがとうございました。

一階は二階より広かった。第一展示場は第二展示場より広かった

一階も全部の列の間を一通り見て回る作戦で行った。するんじゃなかった。ホントに適宜休憩しながらでないと回れないよ。

第一展示場は第二展示場の二階よりも一階よりも広く、当然出店者も多く、そこにいる人も多かった。

確か第一展示場で、SF小説を書いているという出店者さんから一冊。あとpixiv小説編集部と日本SF作家クラブの共催による『第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト』を購入。

第一展示場で印象的だった出店者さん

これはもう名前を出さないと通じないから挙げるけど、筋肉短歌会という団体?。
そもそも短歌という詩形式の味わい方が判らない私ですが、そこに「筋肉」という接頭辞がついていたらよけいにわけが判らない。お話を伺ったら、

  • 別に筋肉にこだわっているわけではない(と言ったと思う)

  • 五七五七七という形式に収まっているものなら、なんでもありとしている(大意)。中にはその形式からはみ出している作だってある。細かいことは気にしない(大意)

  • 「これは短歌だ!」と作者が思うなら、それは短歌(大意)

  • 短歌界で活躍している人ばかりが参加している、わけではない。募集に対して応募してくれる人なら受け入れている(大意)

短歌・俳句・詩という文芸形式は、同人形態で楽しんだり切磋琢磨したりするもの(小説も同人形態あるし、出店者にもいたと思う)……とも限らず、詠む(作る)のも鑑賞するのももっと自由に楽しんでよいものらしい。(イヤでも今筋肉短歌会のTwitter(𝕏)見ると、皆さんちゃんと短歌してる感じなんだよ?……)(「ちゃんと短歌してる」と感じる程度には、「短歌感覚」を自分も持っているのであろうか……)

やっぱりよく判らない。

いや疲れた

もともと滞在時間を2時間程度と見込んでいて、2時間見て回ったら精神的に満足したし、切り上げることにした。それ以上に「出店者さんに話を聞いたり質問したりしながら立ちっぱなし歩きっぱなし」は疲れる。他の来場者はその辺上手にやってた。
次回参加時には、食事や休憩の時間も考えて行動予定を組んで、全体をくまなく見て回ろう。こういう機会でないと見られない/出逢えないジャンル/テーマ/出店者さんもいるしな……(´・ω・)

これが「戦利品」というヤツ?

何冊か購入し、「これが『戦利品』というものなのだな」としみじみ。写真だけ載せておきます。

感想

“この手のイベント”、話に聞くだけでも楽しそうだし、一度は行ってみたいよな、行ってみないとな、とは思っていて。自分の指向から、文学フリマに興味があった。今回初参加してみて、なるほどこれは楽しいな。

目当てがあれば目当てのブースに行くし、そうでなくても会場内をぶらついて、自分の好みに合いそうな出店者を見つけたらそりゃ嬉しいよね。

何より、出店者さんが楽しんでいる。「僕(ら)私(たち)はこれが好き、こういうのが好き、(だから)書籍/冊子/雑誌を作っている」を実践している人がこんなにもたくさんいるのを、実際にこの目で目の当たりにして、その情熱に圧倒されたし、「あ、本当に好きなことに打ち込めばいいんだ」「好きにやっていいんだ」と思わされた。
あと、「書きたい人たち」がこんなにいるんだなあ、と。

「自分も(また)書きたいな、いや早く書かないと」と思った。もう何度目だろう。アイデアはあるし、湧くんです。今でも。いちおう。最後に自費出版を支援する会社さんのブースにお話を伺えたのは「書けよ」と誰かに唆されているのかも。

自費出版するかどうかは判りませんが、このnoteかどこかに小さなお話でも載せていきたいな、いければな、いや載せていこうと思いました。

(おわり)

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