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HSP、うつが“当たり前のこと”ができないのはなぜ??

・決められた時間に起きれない
・何かやろうと思っても体がすぐに動かない
・大人になっても自炊するのが苦手
・仕事を任されても空回りやミスばかり
・衝動買いが多くてお金を使いすぎてしまう・・・


このような症状に悩まされてはいませんか??


HSPやうつの人は、他の人が「当たり前」にやっていることをこなすことができなくて悩むことがあります。


このように「当たり前のことができないのは、自己肯定感が低いからだ」と、最近では【ホメ療法】を使って

・朝ちゃんと起きれた!
・歯磨きできた!
・お風呂に入れた!


\\当たり前のことができた自分、偉い!!//

と自己肯定感を高めようとする人も出てきていますが、このホメ療法に効果があるのか?即効性があるのか??というとグレーなのかなって思います。


その理由は、人は「現実的なこと」や「目に見えて分かるもの」に意識が向きやすく、その影響を強く受けやすいからなの。


勿論、アファメーションの効果を体感している人もいるので、ある程度は「自己暗示」の効果も見られるかもしれません。

ただ、これも人によるのかなと思っていて、いくら「今日頑張った自分、偉い!!」と自分に言い聞かせてもあまりピンとこない人がいるのも事実なんです。


現に私もアファメーションのような自己暗示はあまり利かない(し、そもそも興味がない)人なので、効果もあまり実感できません。

それなら【行動療法】で自分に合った習慣を作り出したり、目標を決めてそれに沿って行動した方が効果があるなと感じています。


多分、私のようなタイプの人であれば、【行動療法】の方が向いているんじゃないかなって思います。


なので今回は、「当たり前のことが当たり前にできない理由」について解説していきながら、「当たり前のことができるようになる習慣づくり」についてお伝えしていきたいなと思います。

「やる気が出ない」「だるい」「ミスが重なる」これは全て、自律神経の乱れが原因?!

「当たり前のことが当たり前にできない」人の特徴として、身体疲労に精神疲労を伴った人が多くいます。

これは仕事や人間関係のストレスによるものばかりでなく、「自律神経の乱れ」が大きく関係していると考えられます。


実際に自律神経失調症という疾患がありますが、HSPやうつなどの「疲れやすさ」や「だるさ」も自律神経の乱れによるもの。

・やる気の低下
・だるさ
・眠気、不眠
・ネガティブ思考
・感情のコントロールが利かない
・不安感、イライラなどのネガティブな感情
・ストレスの増加

といったものが主な精神症状になりますが、これが原因で「行動する意欲」が抑制されてしまい「当たり前のことが当たり前にできなく」なってしまうのです。

なぜ自律神経は乱れてしまうの??

自律神経は人間関係や仕事のプレッシャーによる「精神的苦痛」や「過労」によって起こるとも言われていますが、「生活リズムの乱れ」や「生活習慣の乱れ」、「寝不足」「偏った食事」「運動不足」によっても乱れやすいもの。

精神的に不安定な状態になると、体がだるかったり、やる気が起こらなくて「普通の生活(当たり前のこと)」ができなくなってしまうことがありますが、だからといって怠けてばかりいても症状が改善されないことはよくあります。


勿論、相当なストレスがかかっていて身体的にも精神的にも疲弊している場合は、まず先に休息が必要です。

ただ十分に休息がとれているにも関わらず怠け癖によって「ダラダラした習慣」が身についてしまうと、今度は自律神経が乱れてしまい、今までできていた当たり前のことができなくなることがあります。


いくら休んでも「やる気が起こらない」「だるい」「眠い」という症状に悩まされているのであれば、自律神経を整えることが必要。

夜型なのであれば昼型に生活リズムを整え、7~8時間の十分な睡眠をとったら、朝起きて顔を洗って、朝食を食べる。日中に活動して、その中で程良く運動する。食事は糖質、脂質に偏りすぎない健康的なものを心がけるなど、規則正しい生活を送るようにすると自律神経は整っていきます。


ちなみに私の旦那は元回避型愛着ですが、付き合ってた当時はメンタルも不安定で食事も糖質・脂質に偏っていたり、「食事に関心がないから」と一日一食(しかも主食のみ)なんて日もよくありました。

元々華奢な体型ではあったものの、どちらかといえばガリガリ体型だった彼。

同棲してからは「栄養のあるものをもっと食べた方がいいよ」と話して一日三食、栄養バランスの良い食事を食べてもらうことにしたら、みるみる肌ツヤが良くなって、見た目が若々しくなっただけでなく、不安定だったメンタルも安定するようになり以前のような言い合いも減ったのです。


そしてその後、筋トレに目覚めてからはプロテインを毎日摂取していることもあってか筋肉もつくようになり、ガリガリ体型から細マッチョ体型になりました。

旦那の場合、ショートスリーパーで睡眠時間が2~3時間しかなかったことも自律神経の乱れに繋がっていたと考えられますが、生活リズムや生活習慣、食生活を整えて運動習慣を取り入れるようになってからは、毎日5~6時間の睡眠をとることでだいぶ身体的にも精神的にも整ってきたような気がします。


自律神経を整える方法はとてもシンプルだし、極々当たり前のことではありますが、これを日々習慣づけることで「精神安定」や「うつの改善」にも繋がるのです。

うつに「自分を褒める習慣」は効果的??

【ホメ療法】として「自分を褒めること」を習慣にしている人がいますが、果たしてその効果は期待できるのでしょうか。

これに関しては冒頭でもお伝えしたとおり「人による」というのが正直なところ。

自己暗示で「今日も頑張ったね!」「頑張れた自分、偉いね!!」と褒めることで気持ちが前向きになったり、「当たり前にできなかったこと」ができるようになるなら、それを続ける価値はあるかもしれません。


ですが、

・朝起きれた
・洗濯できた
・ご飯が食べられた
・歯磨きできた


と当たり前のことができた自分を褒めた後に「でもこれを他の人は普通にやってるんだよなぁ(私には、それが当たり前にできないんだよね)」と後ろ向きな気持ちになってしまうのなら、その【ホメ療法】には何の意味もありません。


このように自己暗示で現状を変えようとする行為は「精神的(目に見えない)アプローチ」になるため、現実味が湧きにくく、中々その効果を実感することができません。

もし、その効果を分かりやすく体験したいのであれば「物質的(目に見える)アプローチ」が必要。


その良い例として挙げられるのが【行動療法】になります。


たとえば

・昼型の生活リズムにして、生活習慣を整える
・十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動をする
・ノートに考えていることやモヤモヤした感情を書き出して見える化する
・(仕事がストレスなら)休暇をとる、異動・転職をする
・(人間関係に問題があるなら)なるべく関わらない、連絡を断つ、物理的に距離を置く


というように、実際に行動に起こしたり、視覚化して目に見えるようにすることで、変化や行動の効果が体感しやすくなります。


【ホメ療法】が悪い、やっても無駄だという訳ではないのですが、即効性や効果を求めるのであれば【行動療法】がオススメです。

「当たり前のこと」ができないHSP、うつの対処法

最後に、毒親の影響を受けている場合の話をしたいなと思います。

毒親や機能不全家族の元で育ったHSPやうつの人たち(アダルトチルドレン)は、ネガティブな思い込みに縛られているせいで上手く行動を起こせないことがあります。

「お前には無理だ」「本当にできるの?大丈夫??」「あなたのことが心配なのよ」と日々言われ続けてきたことが原因で、思い切った行動ができなかったり、好奇心が抑制されて何がやりたいのか分からない、という状況に陥ることも多々あります。


そんな時は親の存在を一旦切り離して「今の状態が続いて満足?」「自分だったら、どうしたい??」という質問を投げかけてあげること。

そしてネガティブな感情や考えが巡っているのであれば、ノートにその思いや考えを書き出してみると解決策が見つけやすくなります。


特にオススメなのが「モーニングノート」というもの。

朝起きたら自分の中に眠っている感情や頭に浮かんできたことをひたすらノートに書き出すのです。

それは「心の中でモヤモヤしているもの」や「今何となく考えていること、頭に浮かんでくるもの」でも良いし、「パッと閃いたこと」「忘れないように書き留めておきたいこと」でも構いません。


ノートに実際に書き出してみるとわかるのですが、自分の考えていることや感情がスッキリするだけでなく、ふと閃いたことを書き留めて視覚化することで新たな気づきを得ることができたり、自分の想いを書き出すことで前向きな気持ちになったりもします。

しかもこれを、朝起きて脳が冴えている時にやるから前向きな気持ちになれるというのもあるし、モーニングノートを元にその日1日の行動計画を立てれば嫌でも動きたくなります。


このように一つ一つ、小さな行動を重ねていくことも「当たり前のことを当たり前にやる」秘訣。

一気に何でもやろうと思うとハードルが高く感じてしまうと思いますが、できることから少しずつ積み重ねていったら良いんじゃないかなって思います^^


腸活も自律神経を整えるのに効果があります✨️



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