【読み聞かせ】ヒーリングストーリー 千一夜【第5夜】ミステリーハウスの住人
今日もお疲れさまでした
お休み前のひとときに
ココロを癒やすファンタジックなショートストーリー
「ミステリーハウスに人が住んでいる」という噂を職場の給湯室で聞いた。
「ミステリーハウスって……家が斜めになってて、中に入るとまともに立っていられないあのミステリーハウスのこと?」
不審に思いながらたずねてみる。
同僚の男子はニヤニヤしながら、
「そう、それ。古い遊園地とかにあるやつ。あんなとこに住むなんてさあ、ありえないほどバカじゃん」
といった。
わたしは、
「