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【適時開示】2024年12月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

こんにちは、株式会社セプテーニ・ホールディングス CEOオフィス IR部です。

当社は11月7日に「2024年12月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を公表いたしました。このnoteでは決算説明資料をもとに、今回の修正の背景についてお伝えします。

詳細は当社ホームページに掲載されている適時開示、各決算資料および決算説明会動画よりご覧ください。
適時開示(「2024年12月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」)
決算短信
決算説明会資料(P4~ エグゼクティブサマリ、P29~業績予想に対する進捗状況)
決算説明会動画1:05 エグゼクティブサマリ、20:40 業績予想に対する進捗状況)


まず、今回のFY2024/3Qの決算発表のエグゼクティブサマリです。
直近の業績動向を踏まえ、2024年12月期の業績予想を修正することといたしました。
一方で、今期の期末配当予想については前回公表からの変更はなく、1株あたり 31.35 円で据え置きとしております。

通期業績予想の修正

修正後の業績予想は、収益が281億円、Non-GAAP営業利益が30億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が51.5億円としています。

今回の修正に至る主な要因は、対売上高収益率と生産性の低下の2点にあると認識しています。これらを背景に、収益、Non-GAAP営業利益において期初予想との乖離が生じ、今回業績予想を下方修正しました。

対売上高収益率については、改善に向けた打ち手の効果が出始めており、第1四半期を底として四半期を追うごとに徐々に改善傾向が見られています。一方で、当初見立てていたほどのスピードでの改善には至っておらず、期初予想からは乖離している状況です。

生産性の低下については、昨年実施したベースアップや今年4月の新卒入社などの人的資本投資の回収についてはまだ道半ばであると捉えているため、この改善については優先的に取り組んでいきたいと考えています。

収益およびNon-GAAP営業利益について、前回発表予想から今回の修正に至るまでの要因を分析しています。

まず収益について、売上高は期初予想に対してほぼオンラインの伸びとなっている一方で、対売上高収益率において期初の見立てとの乖離が生じ、通期予想を310億円から281億円へ引き下げることとなりました。

この状況を踏まえて、期初の計画に対して販管費を一定程度抑制することができたものの、Non-GAAP営業利益においても対売上高収益率の低下による収益の下振れが主な要因となり、通期予想を47億円から30億円へ引き下げることとなりました。

セグメント別の修正後業績予想です。

デジタルマーケティング事業については、対売上高収益率の低下が響き、人的資本投資などの費用増が吸収できず、収益は期初予想から-8%、Non-GAAP営業利益は-18%程度の乖離が生じています。また、前期実績に対して増収は確保できたものの、Non-GAAP営業利益は10%程度の減益となる見込みです。

メディアプラットフォーム事業については、事業ポートフォリオの見直しによる影響などもあり、収益は期初予想から-26%、Non-GAAP営業利益は1億円程度の損失拡大となる見込みです。

配当予想について

キャピタル・アロケーションの方針について、前回の決算で発表した内容を改めて再掲しています。

キャピタル・アロケーションにおける大枠の方針としては今後、高成長と高還元の両立を目指していくことを取締役会で決定しています。

まず、新体制の初年度である2024年12月期については、中長期的な事業成長を実現するべく、次の数年で戦略的に成長投資を行っていくための準備期間と位置づけています。

成長投資の内訳としては、オーガニック成長と新規事業創出に向けた投資、またデジタルマーケティング事業の各領域の成長のためのM&Aを積極的に実施していく方針です。今期においては大規模な投資案件を見込んでいないため、株主還元の比重を高めることとしています。

今期の期末配当について、改めて記載しています。

今期を戦略的な成長投資のための準備期間と位置づけていることに加え、子会社株式売却に伴う売却関連益が計上されたことで、当期利益への押し上げ効果も出ています。

これらの理由から、適切なバランスシートマネジメントを推進するべく、今期の期末配当総額は前回業績予想で掲げていた親会社の所有者に帰属する当期利益65億円の全額を配当として株主還元することとしました。

今回、業績予想の下方修正をお知らせすることとなりましたが、期末配当予想は前回予想の31.35円で据え置きとしています。

前期においては配当性向の引き上げと自己株式の取得を実施し、総還元額は18億円程度となりましたが、今期はそこからさらに3.5倍の65億円を株主の皆さまに還元する予定です。


今回は業績予想を下方修正することとなりましたが、足元では対売上高収益率の改善、事業ポートフォリオの見直しや生産性向上に向けたコストコントロールを実施しています。

来期の増益転換を目指し、グループ一丸となって邁進してまいりますので、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後も株主・投資家の皆さまに、当社を知っていただく、もしくは当社についてのご理解をより一層深めていただくための一助となるべく、noteでの発信を続けていけたらと考えております。
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IR情報:https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/

各開示資料はこちら
業績予想の修正のお知らせとFY2024/3Q決算に関する各開示資料は下記よりご覧いただけます。
適時開示(「2024年12月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」)
決算短信
決算説明会資料(P4~ エグゼクティブサマリ、P29~業績予想に対する進捗状況)
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