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【統合報告書2023、セプテーニグループ × dentsu Japan対談】お互いの強みを活かし、 国内No.1のデジタル マーケティングパートナーへ

こんにちは、株式会社セプテーニ・ホールディングス CEOオフィス IR部です。
当社グループは5月に「統合報告書2023」を発刊いたしました。

今回のnoteでは、株式会社セプテーニ・ホールディングス代表取締役 グループ社長執行役員の神埜雄一と、dentsu Japan CEO兼 株式会社電通 代表取締役 社長執行役員の佐野傑氏の対談についてご紹介いたします。

今回の対談を通じて、神埜と佐野氏がそれぞれ営業組織を束ねてきた経験を持つことから、リーダーシップのあり方における両名の共通点が明らかになりました。また、当社グループと電通グループの間においても「顧客成長を支援するパートナーになるという、顧客ファーストの考え方」によって相性の良い営業体制を組めていることなど、両社の強みを活かした顧客への提供価値の最大化のための協業が着実に進んできています。

これまでの協業を通して見えてきたお互いの関係性や、協業における目標達成の先にある未来について対談した内容の一部を掲載しておりますので、是非ご覧ください。

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新体制のスタートとリーダーシップの共通点

神埜 佐野さんは2024年1月に現職に就任され、当社グループも2024年に経営体制を刷新しました。お互い新体制をスタートさせたばかりではありますが、さらなる連携の強化を目指していきたいと考えています。佐野さんとは、2019年に資本業務提携を開始して以降、「どのように当社グループと電通グループとで、デジタル領域を伸ばしていくのか」をテーマに、継続して議論を重ねてきました。

佐野 電通グループがグローバルに展開する4つの事業地域のうち、世界最大級のエージェンシーである(株)電通を擁する日本事業を統括・支援する機能を有すると同時に、日本の事業ブランドを示しているのがdentsu Japanです。セプテーニグループも、2022年1月に電通グループに仲間入りしdentsu Japanの一員となったことで、より一層連携が深まっています。

神埜 初対面のときから意気投合し、今の関係を築いてきました。佐野さんはとてもエネルギッシュで、豪傑さと柔軟さを持ち合わせ、強いリーダーシップの中にもユーモアを兼ね備えている方です。組織を鼓舞しながらも、柔らかくフォローし、会社をリードされている姿に感銘を受けました。

佐野 神埜さんはもともとスポーツに励まれていたこともあり、バイタリティや攻めの姿勢を感じます。スポーツといっても、個人技を極めるタイプではなく、チームスポーツですよね。仲間と一緒に成功体験を勝ち取るんだという、周囲を巻き込む力があると思います。その一方で、傾聴力や柔軟性の高さを感じる側面もあり、バランスが取れている印象です。

神埜 ありがとうございます。これまでの職歴を見ると、長きにわたって営業組織を束ねてきた経験が共通しているので、「顧客ビジネスへの貢献」にコミットする、という意識はとても似ていると思います。組織をリードする手法も、大枠の戦略を描いて現場に任せるタイプというより、営業経験が長い分、現場がしっかり稼働するための戦略立案から実行までを強く意識しているところも、お互いのリーダーシップのあり方において似ている部分だと感じます。当社のバリューは「つよく、やさしく、おもしろく。」ですが、この3つをバランス良く、環境や状況に応じて使い分ける点が、似ている部分でありお互いの強みでもあると感じています。

共通の目標に向けて、強みを活かした補完関係が協業を推し進める

佐野 個々の共通点のみならず、組織単位で見ても、両社の営業体制はとても相性が良いと思います。dentsu Japan CEOだけでなく(株)電通社長という目線も含めると、(株)電通の営業とセプテーニグループの営業がチームを組み、それぞれの強みを活かして提供価値を高めながら日々顧客に提案を行っていますが、顧客成長を支援するパートナーになるという、顧客ファーストの考え方が共通しているからこそではないでしょうか。

神埜 電通グループはマス広告中心に長年培ってきた専門性と、強固な顧客基盤を持っています。一方で当社グループはデジタルエージェンシーとしての知見やスキル、ノウハウを蓄積してきたことに加え、多様なデジタル人材が集まっていることが強みです。オンライン・オフライン統合マーケティングのニーズが高まり、顧客から求められるサービスも高度化・複雑化する中で、オンライン領域とオフライン領域におけるそれぞれの強みを持ち寄って、一つのチームとして連携できることが、自信にも繋がっています。

佐野 「国内No.1のデジタルマーケティングパートナーとなる」という共通の目標に向かって、盤石な体制を築けていることに加え、お互いを補完できる相違点もあります。セプテーニグループはdentsu Japanの中では、相対的に新しい会社でもあり、新規案件の獲得や市場開拓など新しい取り組みに対するエネルギーや、みんなで一丸となって進めていこうというパワーがあるところが良いなと感じます。

神埜 変化の早いデジタル業界の中で日々業務に向き合っているため、スピード感や柔軟性が求められる環境下で、変化への適応が得意な企業文化が生まれていると思います。対して電通グループは、市場や顧客のニーズを先んじて汲み取り、業界最先端の商品・サービス開発を主導するという責任感や情熱が、コアコンピタンスとしてDNAに組み込まれているのを感じます。

佐野 決められた仕事をするだけでなく、常に新しい付加価値を社会や市場に提供し続ける役割と使命を自分たちが主体的に持ち続けなければならない、という覚悟は持っていると思います。

これまでの協業から生まれたシナジーと体制構築

神埜 一部の人材交流からスタートした資本業務提携は開始から5年以上が経過し、実績が積み上がってきました。また、デジタル広告のみの提案よりもオンライン・オフライン統合提案の方が受注率が高まりやすいという検証も徐々に進んできています。それだけこの提携によって提供できる価値が顧客のニーズと合致し、評価されているということであり、お互いの強みを活かした補完関係から生まれるシナジーだと言えます。

佐野 このシナジーはdentsu Japanが掲げるビジョン「IGP(Integrated Growth Partner)」を推進するうえで、重要な取り組みの一つであると捉えています。日本の広告市場には、この協業によって解決しうる課題を抱えているお客様がまだ数多くいらっしゃると感じています。セプテーニグループとの協業によって、デジタルマーケティングにおける営業力やノウハウなどがこれまで以上に強化されたことで、顧客の課題を解決し、さらには顧客の期待を超えていく存在になるための体制が構築されつつあります。(……)

続きは統合報告書2023をご覧ください。

https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/library/integrated-report/integratedreport2023_ja.pdf

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