見出し画像

【統合報告書2023 マネジメントメッセージ】第三の創業期を迎え、チームワーク×求心力でより強い企業体への進化を目指す

こんにちは、株式会社セプテーニ・ホールディングス CEOオフィス IR部です。この度、「統合報告書2023」を発刊いたしました。

今回のnoteでは、統合報告書より株式会社セプテーニ・ホールディングス代表取締役 グループ社長執行役員 神埜 雄一のマネジメントメッセージの一部をご紹介いたします。是非ご覧ください。

 当社グループは1990年に創業し、2000年にインターネット広告事業を開始しました。インターネット広告の普及とともに事業を拡大してきましたが、2000年当時とは社会における「インターネット」や「デジタル」の立ち位置は大きく異なっています。それとともに、インターネット産業において求められるリーダーシップのあり方も変化してきており、今回の経営体制の刷新は、経営環境の変化に対応しながら、当社のさらなる成長に向けた体制構築を行うべく実行されました。

産業の変化に合わせた 集団指導体制構築へ 中期テーマは「フォーカス&シナジー」
 このたび(株)セプテーニ・ホールディングスの代表取締役に就任いたしました神埜です。当社の代表取締役の交代は約15年ぶりで、私が4代目になります。当社グループは、取締役会の任意の委員会として、社外取締役を委員長に据え、委員の過半数を社外取締役で構成する指名・報酬諮問委員会を2023年7月に設置しました。指名・報酬諮問委員会で今後の持続的な成長に向けて、今新しい世代への交代を行うべきという考えのもと議論が行われ、代表取締役として選定いただきました。 デジタルマーケティング市場は変化が激しい業界であり、この産業における組織や人材も他業界と比べると非常に若いです。今回の経営体制の刷新により、経営環境の変化に素早く対応し、今後のビジョンの達成を目指し、若い人材が活躍する場を作っていきたいと思います。(……)こうした内外の変化を考えると、当社は今、1990年の会社設立時、そして2000年のインターネット広告事業の立ち上げ期に続いて、第三の創業期を迎えたタイミングであると言えます。産業の変化に合わせた集団指導体制の構築と推進によって、グループ一丸となり、持続的成長と企業価値向上を目指していきます。私は新体制におけるはじめの3か年の中期テーマとして、「フォーカス&シナジー」という言葉を掲げました。

中期経営方針における中期テーマには、「フォーカス&シナジー」を掲げています。神埜のこれまでの経験や今後目指していきたいものを踏まえて、中期テーマにどのような思いを込めているのか、語っています。

様々な新しいチャレンジを通じて感じた、「シナジー」の重要性
(……)同じ領域で失敗と成功の両方を経験して学んだのは、周囲を巻き込んで課題に向き合うという「チームワーク」の大切さと、グループが持つアセットやリソースを活用することの重要性です。それが今回、中期テーマに掲げた「シナジー」という言葉につながっています。 経営体制の刷新にあたり、グループ執行役員体制においても「世代交代」を意識しながら見直しをかけています。今回、事業を複数の領域に分け、それぞれを管掌するグループ執行役員が任命されています。今後はグループ全体の業績に対して、個社ごとだけではなく領域ごとに目標を定め、領域内でシナジーを起こすことを志向する「領域経営」にシフトしていきます。これにより、例えば、領域ごとに営業体制をまとめ、各社の強みやアセットを共有した上で、効率的に自分たちの価値を発揮できるようにしていきたいと考えています。

今ある事業領域に「フォーカス」し、新規事業にグループ全体を巻き込む
(……)一方でこれからは、今あるドメインを成長させること、あるいは今あるドメイン内から新しい事業を生み出すために、より多くの人を巻き込んでいく「チームワーク×求心力」が重要だと考えています。それを表現したのが「フォーカス」という言葉です。これまでは、新規事業へのチャレンジは一部の人がしていることだという認識が従業員の中にあったかもしれません。ですが、社内を見ていると、「新しいことをやりたい」 と思っている人は、実はとても多いのではないかと感じています。全く新しい事業を0からつくるだけでなく、今ある事業の中で新しい施策に取り組むなど、進め方を変えて挑戦するハードルを下げることが、多くの人を巻き込む「求心力」につながると考えています。当社はミッションとして「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」を掲げていますが、「チームワーク×求心力」を実践することは、一部ではなく多くの従業員が自身のアントレプレナーシップに気付き、それを発揮するチャンスだと捉えています。

また、当社グループはこれまで人的資本投資を積極的に進めてきました。
引き続き人的資本を重要なアセットと捉えながら、どのように事業の拡大、企業価値の向上に繋げていくのか、概観を説明しております。

これまで進めてきた人的資本経営を、さらに強化する
(……)これからさらに多様な人材に活躍してもらうためには、長期的な視点でいえば、活躍できる場、つまり魅力ある事業のバリエーションを増やしていく必要があると考えています。既存の事業で今後も成果を出し続けたいという人もいれば、新しいフィールドで挑戦してみたいという人もいるでしょう。優秀な人が集まる事業を展開し、モチベーション高く働く人を増やすことで、また社内外から多様な人が集まり、新しい事業を展開する……。
このような形で人的資本経営をさらに強化し、そこに複数の魅力ある事業を掛け合わせることができれば、当社グループがより強い企業に成長するためのサイクルが回るでしょう。私はこれが第三の創業期における、一番の要だと考えています。

統合報告書本誌のトップメッセージでは、他にもデジタルマーケティング事業へのフォーカスと各事業領域に関するご説明や、そして当社のマルチステークホルダーへの提供価値を現在の10倍の水準に高めていく長期目標「10X」についても掲載しております。
全文は統合報告書2023をご覧ください。

https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/library/integrated-report/integratedreport2023_ja.pdf



#IR #統合報告書 #セプテーニグループ #サステナビリティ #人的資本経営