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【統合報告書2023、S_新しい時代をつくる人の育成による企業価値の向上】

こんにちは、株式会社セプテーニ・ホールディングス CEOオフィス IR部です。
当社グループは5月に「統合報告書2023」を発刊いたしました。

前回のnoteでは、今年2月に公表したサステナビリティ方針の策定とマテリアリティの見直しに合わせてアップデートした「価値創造プロセス」についてご紹介しました。
本統合報告書では全編を通して価値創造プロセスとマテリアリティの繋がりを伝えるべく、当社グループの新たな4つのマテリアリティに沿って、コンテンツを展開しています。

今回のnoteでは、その中でも人材に関するマテリアリティと連動した「S 新しい時代をつくる人の育成による企業価値の向上」のパートよりコンテンツの一部をご紹介いたします。ぜひご覧ください。


「新しい時代をつくる人の育成による企業価値の向上」のマテリアリティは、3つの小区分「デジタルHRによる再現性のある人材育成」「DEI (ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」「アントレプレナーシップの民主化」に分けて活動を推進しています。

統合報告書においては、当社グループの人的資本経営における考え方を踏まえた上で、各小区分ごとの活動内容や進捗、KPIを紹介しています。

人的資本経営の考え方

セプテーニグループでは、ビジョンの一文節目に「新しい時代をつくる人が育つ場となる」と掲げているように、当社グループで最も価値ある資産は当事者意識が高く起業家精神あふれる人材であると捉え、その育成に注力しています。

デジタルマーケティング事業を開始した2000年以降は市場発展とともに事業拡大を続けてきた一方で、当該事業領域のような成長産業においては即戦力となる人材の獲得競争は熾烈を極めています。このような環境下においては、いかにポテンシャルの高い人材を採用・育成し、定着させるかが、企業競争力を大きく左右する要素と捉えています。

そのため、当社グループは、社員ひとりひとりの人材データを活用し、個別最適な施策の運用を行う「デジタルHRによる再現性のある人材育成」と、個々の能力を発揮しやすい環境の整備を目的とした「DEI」の推進、そして、ひとりひとりのアントレプレナーシップを育み、根付かせる「アントレプレナーシップの民主化」の3つに注力してきました。これらの取り組みを通じ、人的資本価値の持続的な向上を目指しています。

また、当社グループは、私立高等専門学校「神山まるごと高専」のスカラーシップパートナーに参画しています。若き才能あふれる学生に対し長期間のサポートおよび投資を行うことで、イノベーティブかつサステナブルな社会の実現に向けて貢献するとともに、当社グループの企業価値向上に取り組んでいます。

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デジタルHRによる再現性のある人材育成

当社グループでは、20年以上蓄積した人材データとHRテクノロジーを活用し、人材育成の個別最適化に取り組んでいます。「育成方程式(G=P×E)」に基づいた科学的根拠のある人事施策を実施していることや、採用~オンボーディング~育成を一貫したサービスとして設計した人事施策(HRバリューチェーン)を構築していることを紹介しています。

統合報告書2023では、採用における「再現性の高い選考プロセスと入社後のキャリア形成理解を支援するデータ活用」や育成における「個性データの分析を活用した育成プランと相性配属」についても掲載しています。

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DEI (ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)

当社グループでは、DEI方針に「あらゆる人権を尊重し、多様性を認め合い、ひとりひとりの強みが発揮される働き方を実現します」を掲げ、様々な背景をもった社員それぞれが、自律した価値ある仕事で業績に貢献することが、グループの持続的発展につながるという考えのもと、多様な働き方を推進、支援しています。

DEIの推進として、ジェンダー平等に向けた取り組みと、LGBTに関する取り組みがあります。また、アンコンシャス・バイアスに関する啓発に力を入れ、2030年までに国内正社員の理解度を100%とすることを目指して研修やeラーニング、アンケートを実施しています。

統合報告書2023の本項目では、「ジェンダーギャップ改善にむけた現状分析ーDEI Growth Metrics」や「DEI Growth Metricsをもとにした取り組み」についても掲載しています。

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アントレプレナーシップの民主化

ひとりひとりがそれぞれの形の“アントレプレナーシップ”を見出し日々実践するとともに、その多様性を認め合う状態を目指しています。

基本的な考え方
当社グループはミッションに「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」を掲げています。 アントレプレナーシップという言葉は一般的には「起業家精神」と訳されますが、当社では一般的な意味に加えて、 ひとりひとりに言葉の解釈が委ねられているのが特徴的です。社内でよく語られる解釈の一つに「コントロール可能な資源を超越して機会を追求すること」というものがあります。このような資質と姿勢を持つ人材こそ、ビジョンの冒頭に掲げる「新しい時代をつくる人」であり、当社グループの強みの源泉となっています。 だからこそ当社グループにおけるアントレプレナーシップは、限られた経営者やリーダーのみが発揮するものではありません。ひとりひとりがそれぞれの形のアントレプレナーシップを見出して日々実践するとともに、その多様性を認め合えている状態、すなわち「アントレプレナーシップの民主化」された姿が私たちの理想です。「アントレプレナーシップの民主化」を通じて、新しい時代をつくる人が育つ場となること、そして世界を元気にすることを目指し「つ よく、やさしく、おもしろく。」様々な取り組みを推進しています。

KPIとしては現在、「アントレプレナーシップを育むイベントに参加した人数」の毎年前年比増と、「従業員持株会入会比率」の毎年前年比増を掲げています。統合報告書では、これらのKPIと、その達成に向けた取り組みの内容について紹介しています。

統合報告書2023では、アントレプレナーシップを育むイベントの一つである新規事業コンテスト「gen-ten」出場者のコメントも掲載しています。

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統合報告書本編の「S 新しい時代をつくる人の育成による企業価値の向上」の項目では、本日ご紹介しきれなかったコンテンツも掲載しています。

・人的資本経営の考え方
・デジタルHRによる再現性のある人材育成
・DEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)
・多様な人材が活躍できる場
・アントレプレナーシップの民主化
・【COLUMN】 Belonging at Septeni Group
・未来への人的資本投資(「神山まるごと奨学生基金」への出資について)

続きは統合報告書2023をぜひご覧ください。

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