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青春18×2君へと続く道

2024年は私にとってコンテンツの当たり年なのかも。

この映画はきっと何度も見返す事になると思う。

今回のこの映画、映画館の大きなスクリーンで世界観に没入して観たかった!

切なくて、苦しくて、でも眩しいほどにキラキラしてて、しばらく余韻から抜け出せそうにない。

単に初恋のきらめきみたいな話なのかなぁと思ったけど、いい意味で裏切られた。

2人ともお互いに「好きだ」とは言葉にしていないのに、それ以外の言葉や表情やしぐさで十分に伝わってきた。

そして、現在のジミーの心を失くした感じが、何気ない表情や、目覚めた時の空気感や、歩いている姿から伝わってきて、「喪失感」という言葉がこれほどしっくり来ることがあるのか…と思った。

想い出に生きるのはしんどい。
でも、あの日伝えられなかった後悔がいつも寄り添ってくれている。
桜井和寿さんは何ていう表現をするんだ。すごい。
青春にはさよならを告げるけど、アミの切ない願いや、想いを抱きしめてジミーにはこれからも進んでいってほしいなぁ…。

メイキングで、
「36年間生きていたら、喜びがあったり悲しみがあったり、出会いがあったり別れがあったり。ただその全てが必要だった」
と監督さんがお話されていた。

この映画は、本当にこの一言に尽きると思う。

悲しみが深いとしても、ちゃんと喜びがあって。
尊い出会いといろんな別れがあって。

ジミーが最後にアミのラブレターを受け取れて本当によかった。

サントラもすごくよかった!
美しい情景や、切ないシーンに寄り添ってくれていた。

この映画は夏に観ても、冬に観てもいいと思う。
夏の暑い台南も、冬の松本や新潟やアミの故郷も、すごくすごく美しかった。

いつか台湾に行ってみたいなぁ。

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