見出し画像

子供から学ぶこと。母にならなければ気がつかなかったこと。

こんにちは。望月ヒカリです。フリーランスで作曲とキーボーディストを生業としている3児の母です。noteでは定期購読マガジンを主にやっていて、音楽の仕事のことを中心に書いているのですが、今回のお題について話してみたいことが出てきたので、書いてみたいと思います。


#子どもに教えられたこと

自分が子供の頃は漠然と、大人になったら結婚して、子供を産んで〜みたいな、少女マンガのお決まりのようなストーリーを描いていたけれど、年齢を重ねれば重ねるほど、いろいろな選択肢を見つけて、人生は可能性のかたまりだなぁと感じていました。その多種多様性がまぶしくも、まばゆくもあり、でもその光の中に飛び込んでいくのが楽しくて。「女性(なん)だから」に縛られない生き方をしたいなと、だんだんと思うようになりました。

でも、女性として産まれたからには、いつか子供を産みたいなとは思っていたのも事実です。仕事が忙しくなればなるほど「2人が、子供が欲しいって思ったんだからね」という、姉代わりのようにしたっている従姉妹の言葉が忘れられません。けれども、大人になればなるほど、そこに至るまでの障害や弊害が多いなと感じます。日本は特に。身体のこと、食べ物のこと、環境のこと、社会のこと、世界のこと。知れば知るほどいろいろ出てくるし、これは子供についてを考えなければわからなかったことなので、「子供に教えられたこと」のひとつに十分カウントできると思います。そして、ちゃんと子供に還元して行かなきゃなとも思っています。

◆妊娠、出産は、子供の数だけドラマがある。

ありきたりなセリフかもしれませんが、うちも三者三様です。妊娠中も、出産も、産後も、性格も、どれもこれも違います。男女差や産まれた順や環境によるものももちろんあると思いますが、マニュアルやネットで調べたところで「うちにはこれが当てはまらない!?どうしよう!!??」なんていうことも山ほどあります。

とはいえ、私の母は保育士なのですが、私もそうだったって、よく言っていました(笑)生後2ヶ月で歯が生えてくるなんて!7ヶ月で歩くなんて!信じられない!って、たしかに人生生き急いでいる感が半端ないですね(笑)
個人的には子供というのは「預かりもの」だと思っているので、あんまり「うちの子」意識が少なくて。「自分たちが育てる」というよりも、「周りのみんなに育ててもらう」「伸び伸びと、その子たちが好きなように生きられる手助けをするのがつとめだよね」という意識で毎日過ごしています。

◆第一子の話。

妊娠した時、私は演奏業が中心で、生ピアノを弾くことがとても多かったのですが、音が聴こえているのか、決まった曲になると必ず動いて胎動を激しくしていました。こっちとしては「ちょっとちょっと!」という気持ちしかないんですが(笑)それでも、その後何年かして、言葉を話すようになった時。ふと私が家で例の曲を久しぶりに弾いたら「その曲しってる!お腹の中で聴いていたやつだ!」って言ったんですよね。すごい、を通り越して、怖いなって思いましたけど(笑)

2.3歳ごろには、家にある電子ピアノについている自動演奏機能ボタンをポチポチと遊びながら押していて。そんな中で、ある曲を発見すると、それをずーっとリピートで聴き出して。察しの良い方はお気づきでしょうが、それも私が妊娠中によく弾いていた曲でした。今でもそうですが、1人で黙々と何かを作るのが好きだったり、好きなものがはっきりしていたり。4歳の時、落語にハマり、小噺を覚えて人前で披露したっていうのは、なかなかの変わり者だと思います。衣装やヘアスタイルも自分で考えていて、楽しそうでした。

◆肯定してあげることの大切さ

ここから先は

2,128字

¥ 150

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が参加している募集

#子どもに教えられたこと

33,066件

サポートして頂きありがとうございます!より充実した活動を送れるよう、頑張ります!!