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キーボーディストが伝授。意外と知られていない、楽器別、弾き方(ボイシング)のルール。

こんにちは。望月ヒカリです。フリーランスの作曲家&鍵盤弾きです。ありがたいことに今月はコンサートやらイベントが多く演奏家の活動が多く、かつ制作の仕事もあり、なかなか体力勝負月間になっています。色々なフリーランスの人が言っていますが、本当に重なるときは重なる、ってやつです。分散してよー、ってホントに思います(笑)言っても身体が資本ですからね。

そんなわけでちょっとずつ振り返ります。昨日まで、1週間で3本の別の本番があるという、なかなかハードウィークでした。7日は、庄野真代さんの本番。こちらは昨年行われる予定だったコンサートの振替公演です。Domestic Mayo Lineという、バンドセットで行われる&お客さんのリクエスト曲もやるという年に1度の特別なコンサート。

照明がめっちゃ綺麗…!なにせステージにいると、気がつかないので、終演後の写真で毎回感動するのです。様々な制限はあったものの、それでもやっぱりこうしてお客さまの前で演奏ができるというのは、最高ですね。オンラインでのコンサートも珍しくなくなってきたとはいえ、直接エネルギーの交換ができるという事のありがたさよ、という感じです。循環させないとね。ホントに幸せでした。ちなみにこの日はツインキーボードで、私はいわゆるウワモノと言われるパートを担当しました。ちなみに、こういう時は①ピアノやエレピ系と②それ以外、で分けるケースが多いです。(つまり、②に当たるパートをやったということです)もうちょっと突っ込んで説明していきますね。

・キーボーディストの担当分野とは?

今回のセットリストで使用したのは以下の音色です。オルガン(ドローバーの設定的には下3本フル、下4本フル、全開の3パターン。ロックなセッティングですね)、ハープシコード、ブラス類、ストリングス、シンセ系(Pad、Lead、Seqなど各種色々)、あと鍵盤打楽器(シロフォンとかグロッケンとか)系、、、かな?一瞬使うようなものだと、オケヒ(オーケストラヒット)とかもあったかも。ブラスもストリングスも、曲によって音色は変えています。ちなみにこの辺りは、フレーズも音色作りも耳コピでやります。実際の資料や曲も交えてお話していくと、

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