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「作曲家」が「作詞家」や「歌手」に求めること。

こんにちは、望月ヒカリです!フリーランスの作曲家&鍵盤弾きです。
1月9日、こちらに参加していました。

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作詞家の昆真由美さんとのワークショップ。LYRICS ROOM主催で、私とのワークショップとしては2回目なのですが、これまで何回か一緒にやっているんですよね。仕事でもコンビを組ませてもらったりと、気心しれた仲です。なにせ、意気投合したきっかけが「ビール」っていうのがいいよね(笑)←

今回のワークショップは、前回同様、事前に私が作編曲をした課題曲に対して歌詞を載せてもらうというのがテーマ。コンペ実践!ということで、ある程度のルールがあるのですが、それにも関わらず作詞家さんたちのカラーが出るわ出るわ!
9名の受講者、プラス1名の見学者でワークショップは、終始とても盛り上がりました!

実際の内容は有料講座ゆえ、あんまり詳しくはお話できないのですが、今日は自分の作品に9パターンの歌詞をいただいた上で感じたことを、作編曲家目線で話していきたいと思います。曲先で作詞をしている人には、特に参考になるといいな!


◆シンセメロの音価の長さを感じて!

曲を先にもらって、その上で作詞をする人というのは、シンセメロと言ってシンセサイザーの音や、サックスの音、オルガンの音(私は先輩に倣って基本的にはずっとヴィヴラフォン。しかも歌うメロディーの1オクターブ上で弾くのが多いけど、今回はあえてシンセにしました)で演奏されたメロディーを聞き取って、歌詞を書くことがほとんどです。場合によっては、「ラララの仮歌(通称ラララ)」と言って、全部の歌詞をラララで歌われたものや、デタラメ英語で歌われることもあります。こちらも、だいたいその3つのどれかで音源を作成します。ピンと来ない人は、スーパーやドラッグストアで流れるBGMを想像してください。歌詞ではなく、楽器が演奏したメロディーで、店を彩っているあれです。

で、今回のワークショップでは、あえてメロディーを書いた譜面を配らなかったんです。これもコンペによりけり、ケースバイケースなので、必ずしも譜面がもらえるとは限らない。実は譜面がある方が、単純に譜面が読める人にはヒントになるし、読めない人でも音の高低はわかるし、息継ぎの位置もわかる。なので、単純に考えても、今回の「譜面なし」の例の方が、難易度は高いんです。

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