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私が「フリーランス」を選んだ理由。

こんにちは!作曲家&鍵盤弾きの望月ヒカリです。11月も3分の1が過ぎたところで、年末に向けて色々と動いて来ました。音楽業界的には、来年の春先頃の仕事もちらほら入って来たり、直近でも演奏業の仕事が入って来たりと、少しずつですが、活気付いてきた感じです。中でも久しぶりのディナーショー仕事が楽しみ!

最近はTVや雑誌を見ていても「オンラインでの仕事」だったり「ギグワーク」や「自営型テレワーク」など、働き方が色々と変わって来ている印象がありますね。フリーランスの人も、職業柄、私の周りにはもともと多いですが、働き始めた時よりも珍しがられないような気がします。

先日、初めましての方との出会いがあった際に、私のことを聞かれました。その人は、今年フリーランスになったそうなんですが、「フリーランスって社会ではどんな立場なの?」とか「フリーランスになって良かったことと嫌なことって何??」とか。今日はそんな話をしたいと思います。フリーランス歴15年の私ですが、これからフリーランスになりたい人、いずれ独立したい人、結婚や出産をしてからも働きたい人に参考になれば幸いです。

◆専門学校卒業をした後の進路は?

私は、音楽の専門学校に通っていた(2年制)のですが、そこを卒業してからはいわゆる「就職」の経験がなく、最初はいろんなバンドのサポートをしながら、時々、単発の音楽の仕事とローディー(ボウヤ、とも言う。ミュージシャンの搬入搬出、セッティングなどのお手伝いをする代わりに、ライブを観せてもらえるので勉強になる&繋がりができるシステム)をしていましたが、実際はアルバイトでの生活が中心でした。卒業してから2年目(22歳の時)に、いわゆる「メジャーの仕事」を始めたことで、「プロミュージシャンです」と名乗れたのはあるし、そこからフリーランスとしての活動を始めましたが、紆余曲折ありました。

卒業後は家訓で「20歳を過ぎたら(学校を卒業したら)家を出るべし」というのがあったので、卒業してすぐの4月からは、自動的に一人暮らしも始めました。そんなことがわかっていたので、学校を卒業をするちょっと前からは、もともとしていたアルバイトの他に、もうちょっと時給のいいものをプラスして、「なんだかんだ50万円貯めて、引越しをした」という経験をしました。

とにかく「音楽で食べていきたい」という情熱はものすごくあったので、アルバイトをしながらも比重は音楽にありました。友人にピアノを借りて、ピアノ可の物件に引っ越して、いつでも練習が出来る環境にしていたり、少しでもいい機材が買えるように、賄い付きのアルバイトを選んで、家では小麦粉や米粉を買って手打ちうどんをしたり、ピザを焼いたり(笑)なるべく抑えるところは抑えていました。

とは言え、生活費を自分で稼ぎながら、音楽を続けるというのは、今考えるとなかなかしんどいものでして。体中にうろこみたいな見たことないボコボコができて、死ぬかと思った、、、みたいな経験もしました、笑。(病院でも原因不明と言われた)思い返せば、若気の至りでしかないような気もします。それでも、私が「就職」という道を選ばなかった理由は、これです。

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