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【感想文です】サイボウズ青野社長、敗訴。最高裁判所の仕事とはなんだろう。

先日の家事審判に引き続き、サイボウズ青野社長が起こしていた訴訟が、大法廷に回されることなく退けられてしまったというニュースがありました。

今回も感想を書くことになってしまったのは、私が調べていないということもありますが、最高裁判所が

原告側を敗訴とした一審・東京地裁、二審・東京高裁判決が確定した。24日付の決定で、詳しい判断理由は示していない

からです。

記事を読んでみると、どうやら23日に行った家事審判について「合憲」と判断したことを受けているのかもしれませんが、原告らの訴えは上告理由に当たらない(違憲性を問う主張ではない)、と判断され、棄却されました。

しかし、サイボウズの青野社長らは、下のような主張をしていました。

「日本人と外国人だと戸籍法で同姓か別姓か選べるのに日本人同士に認められないのはおかしい」

これは少しトリッキーな攻め方のように最初見たときには思いました。正攻法のラウンド2である第二次夫婦別姓訴訟とは違った切り口です。

一度「合憲」の判決が出てしまったものに対して、覆すのは前例を踏襲する日本の司法においてはとても難しく、前回と大きく異なる点が必要になるようです。

そんな中で、違った角度から戦っていた青野社長の裁判が、大法廷の場にかけられることもなく退けられてしまったというのは大きな痛手と言えると思います。

違うことを主張されているのにも関わらず、まとめて退け理由も示さないというのは、なんでもありだなーと思ってしまいました。

正直偉そうだと思います。失礼だと思います。ちゃんと仕事をしてほしいと思います。職業倫理とはなにかと考えます。正しいことや誠意から外れたところにプロフェッショナルがあるのかと考えます。

以上感想です。


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