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2020年1月ダナン・ホイアン旅行記 1日目/10

2020年1月、ベトナムのダナンとホイアンを10日間旅行した。
ダナンはビーチリゾート、ホイアンはランタンの夜景がキレイな古都として有名だが、自分は将来的に駐在の可能性があり現地の生活感を知りたかった。女子旅・カップル旅の人気都市を男一人ダラダラ旅となった。

準備(本項、ベトナムの情報は特になし)
年始にまとまった時間が取れたのでわりと突発的に10日間ほどの海外旅行を計画。
一番行きたかったのはインドだが、この時クレジットカードがなくアライバルビザや現金の持ち歩きに不安を覚え先送り。
次にとにかく航空券が安い都市を周遊することを思いつく、候補は台北、高雄、マカオ、セブ、ホーチミン、ハノイ、バンコクあたり。どこも行ったことあったり似たような都市圏は経験ありで微妙。
であれば、ちょっと高くても将来的に駐在の可能性のあるダナンに決定。
SkyScannerで往復航空券3万6千円、Agodaでドミトリー(ダナン200円/泊、ホイアン500円/泊)、『旅 曲』で検索して出てきた曲を10曲くらいミュージックプレイヤーに入れる、『ダナン ホイアン 名物』で出てきた食べ物や『ダナン ホイアン 観光』で出てきた名所をざっとメモ、中古でベトナム語会話の本を購入、旅先で捨てていい服と本をチョイス、アメニティ、スマホ、変換プラグをショルダーバッグに詰め込む(と言いつつ本は詰め忘れた)。準備はそんなもん。変換プラグは1度も使わずに済んだ。

バス運転手にイラッ
9時頃発のフライトに間に合うよう暗いうちに起床し空港直行路線のあるバス停まで30分歩く。この日は年始のため祝日ダイヤで空港直行便はないとのこと。ネットで調べたダイヤでは祝日便もあったと思うが。田舎のバスよ、頼むから時刻表は簡潔に最新のものを載せてくれ。
運転手に最大遅れて何時になるか聞くも「わかんない。遅れないって言って遅れたらヤだから言わない。遅れないと思うけど言わない。」とのこと。素人くさいなぁ、、、。
そんなこんなでドキドキしながら行けるところまで行くも道スッカスカ、何なら時間調整で停車してるし。鉄道に乗り換えて無事空港着。
全然心配無用だった。クレーム怖いのは解る。保証求めてないんで意見だけ言う流れ出来て欲しい。

雰囲気や食の履歴で変わる味
出発前の食生活は相当質素だった。米を5合炊いてはキャベツ半玉に家にあるスパイスを全部投入してカレーを作って何食分かにし、次はもう半玉と残ってる味噌全部で味噌汁にしてまた何食分かにしてあからさまに食材を消化していた。
そんな米5合のローテーションのまま、出発時点で2合余った。大きめのおにぎり2個にして、1個は日本の空港で、1個は乗継の台北の空港で食べることにした。クレジットカードがなく半端な両替もしたくないので乗継地の食事を用意できたのは都合が良い。
日本の空港のコンビニで安い順にインスタントのワンタンと豚汁を購入。ワンタンは乗継地の台北に相応しいと考え、ここでは豚汁と持参のおにぎりで朝食。これまでの素人の食材消化メニューの連続のせいか、安いなりに製品化されている豚汁の出汁と味噌の風味、そしてガッツリほおばる握り飯がやけに旨い。図らずも空港にて、しばらくお別れの和の味。
台北の桃園国際空港に到着。お茶文化のせいか至るところに給水機があり、温水・熱湯も出る。インスタント組にはありがたい限り。
折角なので可能な限り台湾ぽい雰囲気のところでワンタンを食したいが、うろついてみるもいい場所はない。結局、チェックインカウンターの隅に座って食べる。ひっっきりなしに旅行者が行き交うという点では、どこぞの観光地のオープンカフェと同じ眺めと言えるのではないか。ここでも前述の粗食からか、ワンタンの肉を強く感じた。

桃園国際空港のちょっとした良いトコ
給水機の他にもこの空港にはいいなと思うことがいくつかあった。まず、荷物のピックアップのフロアに無料のシャワーがある。日本からは搭乗時間が短くシャワーを浴びたい状況にはなりにくい。逆に帰国時、旅先から台湾までは旅の恥はかき捨てで、ある程度清潔でなくてもいいかと思うものの、台湾から日本の便だと日本人も多く、スメハラに気を遣う意識も強まるだろう。そこでシャワーを使えるのは有り難い。ピックアップのフロアなので一度入国する、つまりは航空会社を組み合わせて最安値を追求する自分のような貧乏旅行者にしかこの使い道は当てはまらないか。
次に、お土産屋の試食のパイナップルケーキが旨い。2種類あって日本語で酸っぱいと案内されている方が好みだった。サクサクの食感と抑えめの甘さが美味。

時間の潰し方
腹ごしらえもバッチリでダナン行きのベトジェットに無事搭乗。しかし一向に動き出さない。しびれを切らした欧米人のオジサンがCAと話すと一旦空港に戻ることになった。こういうときは欧米人の自己主張文化が頼りになる(特にオジサンと若い女子な印象)。
この時点で1時間半遅れだが、さらに1時間後の搭乗開始になるとのこと。暇だ。暇つぶしの本も家に忘れた。ベトナム語会話の本で予習を試みるも例文が定まっているので使いづらい。例えば、○○へ行きたいという例文はあるが、ゲストハウスという単語がわからないので文を作れない。あっさりとグーグル翻訳に切り替えて、道をたずねたりおすすめの店を聞くベトナム語をメモ。ちなみに、この旅で道はたずねまくったがおすすめの店はほぼ聞かなかった。それからゲストハウスのある通りの名前などスクショ。
そうこうしてるうちベトジェットのCAが乗客より遅れて戻ってきた。制服は可愛いのになぁ。きっちり3時間遅れで夜ダナンに到着。

ヒッチハイクでゲストハウスへ
空港の両替屋はレートが悪いのが通例と思いここでは替えない。
無一文なので予約したゲストハウス方向にとりあえず歩きながらヒッチハイク。「ヘルメットがないから」となかなか乗せてくれない。ハノイ近郊の工業地帯では話してくれた人はノーヘルでほぼ乗せてくれたけど、ダナンは結構都会思考だな。
3人目、信号待ちのオジサンに通りの名を告げるとOK。ノーマネーOK。
ゲストハウスの男性ドミは2段ベッドが5つで皮脂の匂いが充満していてハズレと感じた。とはいえシャワーを浴びてすっきり。
ゲストハウスでは日本円は両替できないし、近場にもないとのこと。これでは夕飯にも困る、とりあえずハン市場方面に歩く。

ダナンで両替
空港のレートは205VND/JPYだったので、それより良いレートを目指して周辺のホテルにレートを聞くも180~200くらい。予想と異なり空港の方が良かった。なんとか1,000円を200で替えてくれるという小さいホテルを見つけ、2,000円替えることで空港と同じ205にしてもらった。
結局、翌日ハン市場近辺の貴金属店に片っ端からレートを聞いいたところ、208~212.5VND/JPYが相場だった。ただ212.5の店は一度立ち去ったので212でしか変えてくれなくなったし、ベトナム語で何かブツブツ悪口らしきことを言ってた。
帰りがけにロースターで焼くタイプの豚焼肉を食べ、LARUEビールを飲み、全部で300円くらいだった。
この日得られた教訓は2つ。1つは10,000円替えても空港と4%(400円)くらいしか変わらないので、ハン市場に本当に来たい人以外は空港で替えて問題ない。もう1つは直近分で少額替える場合はレートにこだわり過ぎない方が良い。実際、2,000円で205より、1,000円を200、翌日1,000円を212で平均206の方が良い。

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