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サラリーマン

一度きりの人生、サラリーマンになんかなりたくない!

若気の至りがMAXでサラリーマンが何かもよくわからずに心の中でなんとなく沸々と思っていた当時22歳。

そして32歳になった今、バリバリのサラリーマン美容師をしています笑

今振り返って10年前の自分のサラリーマンに対する定義を思い返すと、なんとなく「人の言いなりになりたくない」「同じ毎日でつまらなさそう」「服装や髪色など見た目の制約がきつそう」みたいな気持ちがあったと思う。

ただこの歳になって、丸9年働いて、自分がサラリーマンに向いてるなーって思うところが多々ある。

言われたことは責任を持ってこなそうとする、誰よりも早く職場に着いて仕事する、知識をつけようと本も読む、休日が大好き、などなど。。。

これには僕が育ってきた小さい頃からの環境が大きく影響していると思う。
小学生時代は、週に1回図書館に連れていかれて、毎日30分キッチンタイマーを入れられて読書の時間、もちろん宿題は終わらせないと絶対に遊びに行ったらダメ、習い事は水泳、体操、ソフトボール、バスケットボール、習字、進研ゼミ。

中学生時代は、入学前から父親に英単語のテストを毎週させられ、世界の国と首都を覚えるテスト、学校の定期テスト1週間前には携帯電話は没収。

高校生時代はほぼ休みなしで坊主にしてバスケットボール。朝練に間に合うように家を出るのは朝6:30、帰宅は21:30。見事に大学受験に失敗して浪人。

浪人時代は予備校には行かずひたすら己との戦いで毎日10〜12時間勉強の日々。

大学時代は、自由になり解放されて羽が生えたように遊びまわって特にやりたいことが見つからないまま就活の時期に。誰が聞いても知ってるような会社をとにかく受けまくった。

というように、改めて振り返ると僕はとにかく真面目な親に育てられて社会に出る頃には完璧なサラリーマンになる土台を作られていた。

全部当時は「させられている」という感覚も今となってみれば「させてもらった」という感覚になって親には本当に感謝してる今日この頃。

でもどうしても変わらないのが元々の性格。
例えばバスケ部では顧問の先生を尊敬できず、アメリカのプロバスケットボールのNBA選手のプレーをひたすら見て真似をしてた。先生に書く日誌では試合での選手の起用法に疑問をぶつけた。
受験時代は予備校や塾に行っていないからなんとなく雑誌で読んだ現役東大生の受験勉強法を読んで、ノートを一冊作って毎日やった勉強と勉強時間を書き込み、睡眠時間も書き込んだ。

それが就活時代で色んな泡が弾けて美容師といういわゆるTHE会社員ではない一般的なレールから外れてやりたいことをやる方へ舵をきって今に至る。

今は「サラリーマン」というものに偏見もないしそれが良いものか悪いものかとかは個人の価値観だと思ってる。

サラリーマンだろうが自営業だろうが毎日イキイキしてちょっとでも成長して守るものを守れたらそれでOKという感じ。

僕の夢は今も変わらず独立して毎日楽しく暮らすこと。

でもふと思い返すと自分が育ってきた環境は学校の義務教育とも相まってエリートサラリーマンになるための準備期間やん!!って思った。

僕の土台は真面目な親の下で真面目にコツコツやってきたこと、これには変わりはないしこれからも真面目に頑張る、今は日本一人生に真面目な美容師でいたい。

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