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海が私に教えてくれたこと。Vol.3




三日目


前日の波酔いが
あまりに嫌すぎて←笑

警戒しながら
海の中へ入っていく。

バシャバシャと
波に向かって歩くと

あたり前だけど
とても負荷がかかる

痩せるかもな..

そんな事思いながら
浮かせたボードに手を乗せ

歩きながら
沖へと出ていこうとするものの


ドンっ!!!


と、波が容赦なく
お腹や胸を突いてくる

向かってくる波に
抵抗するように進む訳だから

その度に
体ごと押し流されてしまう。

わがままボディで
壊滅的に筋力のない私は

首まで浸かる位置に
体を移動させるだけで


ギブアップ寸前。 笑

これ以上
疲れるのが嫌すぎて

ボードを持ちながら
立ち止まって波を待っていると

ある不思議に気づいた。



前日の私は
ひどく興奮状態で

波に抵抗するように
海の中で動き回っていた。

そうすると

いつの間にか
立てたフラグから離れ

元の位置に戻るのに
動かなければならず

波に揺られるか
波にぶつかられるかし

体力も気力も消耗し
波に乗るどころではなくなる

けど

この日の私は
波酔いが怖いため

静かに波を待って
浮遊に意識を向けていた

引く力を利用して
パドリングすれば楽だし

ある一定の位置まで行くと
波の動きに合わせられる様になり

あまりズレることなく
波酔いも起こらなかった



そうか..

抵抗しなければ
委ねてしまえば

波(感情)にのまれず
静観することができるんだ..

何とかしようとか
思い通りにしたいとか

その欲が
自身を苦しめるのか..

そんな事を思う私の前で
魚がピョンって飛び跳ねた

正解だよ~♪︎♪︎

そう言われた気がして
一緒に遊ぼうって、話しかけた。


今日は
波に乗ることは諦めよう

一呼吸して
目線を変えると

海も空も青く
ただ美しく拡がっていた

下しか見ていなかった私が
初めて上を向いた瞬間だった。




つづく

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