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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬を読んで…

私は本が読めない…
何度も言っていますが。
読み始めて2~3ページくらい進むと
“あれ?”となる。
まったく別の事を考えている。
気を取り直して続きを読み始めるが
気が付くとまた別の事を考えていて
全然ページが進まないことに
プレッシャーを感じて読むこと止めてしまう。
だから、本棚には読んでない本は無数にある。

しかし、稀に読める本もある。
10冊に1冊か20冊に1冊か…
今日もそんな希少な本と出会うことができた。

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
若林正恭(著)

オードリー若林さん…
何となく呼びにくいし、呼び捨ても微妙なので
若様と呼ばせてもらいます。

これは若様が
キューバに一人旅をしたときに旅行記。
2017年に発売された文庫本が
2020年10月に発売されたもの。

私はオードリーのラジオが好きで
ほとんど聞いており、
キューバから帰ってきた後の放送で
エピソードトークも聞いていたので
おおよそ内容は分かっていたし、
2017年に書籍は発売されているので
興味があればいつでも読めたのに
何故今だったのだろう?

すごく良かった

私は無駄に海外に憧れがある。
海外というだけで2度前に傾く。
何がという訳ではない。
街、文化、人…自然以外の
色々なことが好きだ。
とてもミーハー的に好きだ。
世界ふしぎ発見と
YOUは何しに日本へは欠かさない。

語学力は中1の1学期で挫折しており
社会や世界史は教科書を開いた覚えが無い…
世界情勢などワイドショーレベルしか知らない
バックパッカーみたい世界を旅したいが
勇気が無くて行けないし、
海外に行けるような仕事をしたいと思っているが
思っているだけで特に何もしてない。
数年に一度、ツアーで旅行に行くくらい…(グアムとか)
だけど、海外を好きであることに変わりはないし
誰かに批判されるようなことでもない。

だから、この本はすごく良かった

たぶん、バックパッカーで世界を旅するような人や
世界を股にかけてビジネスをするような人には絶対に書けない。
逆にバックパッカーで世界を旅する人や
世界を股にかけてビジネスをするような人が
書いた本なら読めなかったと思う。

若様が5日間の休暇に旅行に行きたいと思い
キューバに行こうと決め、
旅行会社に行くが都合のいいツアーがなく
それでも諦めることが出来ず、
自ら航空チケットを取り、ホテルも予約して
空港まで車を運転して、
空港で飛行機を待つ間に話しかけられ…
旅行の一つ一つの場面での期待とそれ以上の不安な心情が
しっかり伝わってくる。

その中でもキューバに着いて
ホテルまでタクシーで向かう際に
小柄で年寄りの弱そうな
ドライバーを探して乗車するエピソードは共感しかない。
私も必ずそうするだろう。

この本を読んでこのような状況に時に
自分が旅行に行ったかのような気持になったのは大げさではない。
そう、私はキューバに行ったのだ。
だからだぶん今後キューバに行くことはないだろう。

そういう意味でも
この本は良かった

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