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音大生がiPadを使ってみたら、勉強・練習の質が圧倒的に上がりました

くえぇぇえ!!!

大学2年、初夏。部屋の片付けを始めた私は、カエルのようなうめき声をあげていました。

多い、多いのです。楽譜という楽譜が、私の視界を埋め尽くしています。ここはもはや図書館なのでしょうか……。

「壁一面に並べられた楽譜は、もはや壁である」

よく分からないひとりごとを言って自分を落ち着かせようと試みるも、あえなく惨敗。そこで私は、iPadに頼ることを決意したのです。

はじめに

私は洗足学園音楽大学ミュージカルコース3年のAと申します。どうぞよろしくお願いいたします。

今回紹介する方法は、購入した楽譜を自分の勉強用として使用することを目的としています。他者への楽譜共有や、仕事で使用するための複製は著作権者の許諾が必要なためご注意ください。

iPadに楽譜を入れるメリット・デメリット

ざっと挙げてみて、こんな感じ。部屋のスペースが広がるなら、楽譜をスキャンするという一時的なストレスは大したものでないように感じられました。そうしてサイズ感や扱いやすさ、値段を考慮して、iPad Air 4、Apple Pencil(第二世代)を購入!

本体が大きすぎたらiPadを持つ手が疲れるし、小さすぎると音符や歌詞が読めません。自宅で練習するときに楽譜を手に持って歌うことを考えると、iPad Air 4のサイズ感はちょうどよかったんですよね。(※現在は最新機種であるiPad Air 5が販売されています)

また、ペンシルはやっぱり純正の方が安心かな〜と思い、Apple Pencilを選びました。お近くの家電屋さんに行けば、どちらも実際に試すことができると思うので、一度実物を手に取ってみることをオススメします。

アプリを使ってスキャンする 

楽譜のスキャンはコピー機でも行えますが、今回はより手軽な方法として、アプリ「Evernote Scannable」を用いた方法を紹介します。

※iPadのみならず、スマホでもスキャン可能です。

ササッと楽譜を書いてみたので、実際にスキャンしてみたいと思います。

アプリを起動したら、写真を撮るように対象物を画面内に収めるだけでOK!

適当に書いた楽譜です……(笑)。

これをスキャンすると、以下のようになりました。

なかなかキレイにスキャンできましたね! 楽譜等の書類を判別してくれるため、周りにあった机を自動でトリミングしてくれる点も嬉しいところ。

鉛筆を使って手で書いた譜面でもこれくらいキレイかつスピーディにスキャンできるのは非常に精度が高いと言えるのではないでしょうか。ボールペンで書いた譜面や、元々綺麗に清書されている楽譜であれば、もっとキレイにスキャンできそうです。

ついに白い壁が見えた

こうして、スキャンを繰り返すこと数日。ついにその日がやってきました……。

紙の楽譜のなくなった私の部屋!!白い壁が見えるッ!!!

こうして心の平和は取り戻され、iPadに楽譜を入れたことによって、私の勉強の質は圧倒的に上がる結果となりました。

楽譜を製本する手間が省けたことや、書き込みをしてもキレイに消せること。さらにはデータなので紙のようにボロボロにならない……など、メリットはたくさん。

もちろん紙の楽譜にしかない魅力もありますが、iPadに楽譜を入れて本当によかったなぁと感じます。勉強の相棒として、今では欠かせない存在です。

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Text by A

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