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「毎日更新」を止めたら自然と「発信したいこと」が増えた話

「SNSで気軽に毎日発信してみましょう!」という趣旨の提案をよく目にします。

これは実際やってみた方ならお判り頂けると思いますが、なかなか大変です。

実は私も半年間、「noteの毎日発信」を実行してみました。

しかし結果は「いいね!」ももらえず、「フォロワー」も増えずに苦戦、最後はそんな自分に絶望し更新を止めてしまったという苦い経験があります。

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平凡な私に独自の「コンテンツ」が作れるのか?

前述した苦い経験は、私がそもそも発信者として「中身=コンテンツ」が不足していたことが原因かと思われます。

私の趣味は「登山」と「ランニング」です。

しかし、「登山」が好きな人など沢山います、「ランニング」愛好者なんてそれこそゴマンといます。

なかにはエベレストに登頂された方もいれば、ウルトラマラソンを走破した猛者もいるかもしれません。

そういったユニークな「経験」と比較して私の記事が人を惹きつけないのは、そもそも私に語るべき「経験」が不足しているからだと考えたのです。

「発信者」は多いが「イベント主催者」は少ない

そこで私が実行したことは、「発信」の回数を減らし「経験」の数を増やすことでした。

そもそも人と違う「経験=差異」がない私が、いくら逆立ちして文章をひねり出したところで「オリジナルコンテンツ」は生まれないのでは?と思ったのです。

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しかし前述した通り、私はただランニングと登山が趣味なだけの平凡な男です。

残念ながらそれらの趣味で、これまで特に目立った成果や記録はありません。

そこで私は「発信」をセーブして出来た時間を、共通の趣味を持つ人達との「経験の共有」に充ててみようと思い立ったのです。

具体的には、PeatixやMeetupといった無料のツールを利用して、イベントを主催してみたのです。

「ランニング」や「ハイキング」のイベントを毎月企画し、たくさんの同じ趣味の方々と交流を開始したのです。

自分の好きなことを「発信」される方は数多くいますが、人を集めてイベントを「主催」する方はまだ少ないのでは?と考えたのです。

結果的にこれらのグループでは5,000人以上の方々にご登録いただき、これまでに100回を超えるイベントを企画しました。

「イベント主催者」は自然に「コンテンツ」が生まれる

いざイベントを主催してみると、その日からオーガナイザーにはやるべきことが沢山できます。

ランニングのイベントなら楽しいコースの研究や、休憩所の有無。

ハイキングのイベントなら登山口までの交通手段や、ランチの絶景スポットなどの調査などです。

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そうした地味な調査や下見を繰り返しのうちに、自分だけの「レアな情報」を手に入れる機会が増えてきます。

例えば、「高尾山でムササビを観察する方法」を知っている人は少ないかもしれません。

「東京で焚き火しながら焼き芋できるキャンプ場」をご存じの方もあまりいないのではないでしょうか?

他にも「麻布十番でスイーツランする方法」や「富士の樹海をトレイルランする方法」などなど…。

関係者とのコミュニケーションを通じ、自然と「希少性のある情報」が私の元に集まるようになったのです。

そして同時に「誰かに向けて発信したくなるコンテンツ」も、しだいに私の中に蓄積されてきたのでした。

私はこれらの活動により、自分の「発信活動」に少しだけ人とは違う、独自性のある「コンテンツ」が出来たように感じました。

まとめ

SNSやYouTubeでの「発信」はすでに飽和状態のようにも感じます。

しかも今後しばらく、その競争は加速することはあっても衰えることはないかもしれません。

多くの発信者が「コンテンツ」に磨きをかけて競い合っている現在、生半可な「コンテンツ」では注目されません。

有名ユーチューバーやインスタグラマーは運と実力を兼ね備えた、一部のエリートの仕事になるかもしれません。

そこで「発信者」になる前にまず「イベント主催者」になることで、「希少性のある情報発信」が出来るかもしれないというご提案でした。

最近SNSで「情報発信」を始めた方や、これから検討されている方に少しでも何かのヒント繋がればうれしいです。

こんな時代なのでまずは手軽な「オンラインイベント」なんていかがでしょうか?


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