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なんでも一人で出来る君へ

なんでも1人で出来ちゃう君へ

「皆さん」に当てはまるかどうかは、分かりませんが、今日は、なんでも1人で出来ちゃう「君」にこのメッセージが届けばいいなと思って書きます。

この団体には私がいないとダメ

おはよう!こんにちは!こんばんは!
SERUCHOCOです!

実は私、セントリベルで代表という、一応組織の管理者なんだけど、実を言うと、ちょっと前まで、マネジメントに専念せずプレヤーになりすぎてる部分がありました(笑)
ホームページ、SNS、会議のアジェンダ、資料作り、等など。

気持ち上は、チームでこの団体を運営しているというより、「私が引っ張らないと機能しない」と思っていて、タスクを任しても自分が思っていたものとは違うものが出来上がってきたり、期限を過ぎたりするから、だったら自分で最初からやった方が効率が良いと思ってた。

確かに、1人で運営していても、そんなに大きな問題がある訳では無いし、誰かに口出しもされなければ、時間も自分のペースで出来るので良い点もあった。

うちのクラスは「暗殺教室」だった。

思い返せば3年前、高校一年生の時、私はなんか変なクラスに所属していました。なんか担任も変だし、クラスメイトも変、というか私も変なんですけど、そんな変な私から見てもこのクラスは変だった。

母校のアンチみたいになるのは嫌だし、というかむしろこの学校は好きだったから、良い意味でこの例えは使わせて貰うけど⬇️
担任は黄色くなかったし、触手も生えてなかったけど、どこか変わった生徒が集まった教室はまるで2015~2016年代話題になった映画「暗殺教室」のようだった。

クラスメイトの成績は普通だったんだけど、
私も初めて受けたテストの点数がすっごく悪かったのは事実で、それをきっかけに1番前の席を席替えで選んだのが全ての始まりだった。
そして、後ろを振り返るといつもそこには勉強を教えてくれるガリ勉ちゃんがいた。

その生徒は、学年1位だったんだけど、教えてくれるうちになんだか「ガリ勉ちゃんのこと絶対超えてやるよ」と火がついて、
まずは1教科だけでも勝とうと、あんまり学校の勉強は得意じゃなかったけどテストで100点を目指すようになった。

そしたら学年1位のガリ勉ちゃん以外にもガリ勉くん達が自作で問題を作ってくれたり、分からないところ教えたりしてくれた。
するとなんか、100点取れちゃった。(結局勝ちたかったガリ勉ちゃんもガリ勉くんたちも100点だったので同点でしたが笑)

元々そんな難しいテストではないし、取ろうと思えば誰でも100点を取れるテストだったのかもしれない。

でも1人で100点をとることと、複数人で100点を取るのだと、複数人の方が楽しいと感じた。
(もちろんそれをお節介だと思う人がいるのも事実だけどね。)

何より変なのがそのガリ勉ちゃんとガリ勉くん達で、自分の勉強もあるのに人に勉強を教えることに時間を費やして、わざわざ問題を作って仲間に配って、

なんでそんなことが出来たんだろう。確かに人に教えるのは自分の理解力も高まるが、作った問題を配るのはあんまりメリットは無かった。

別に1人で100点とって、クラスの平均点からめっちゃ差つけたのすごくない?!って自己肯定感上げとけばいいのに。わざわざクラス平均上げちゃうなんて。

でも平均点何てものはもうみんな眼中にもなかった。
今度は別のガリ勉ちゃんがクラス全員に手書きで作った問題を配り始めて。なんなら自分もいつの間にか英単語の写真を39人が所属するクラスLINEに送って電車の中で見な!とか言って送っていた。

そしたらうちのクラスの成績が、うる覚えだけど7クラス、10科目の中で5科目近くトップをしめた気がする。英単語なんて常にうちのクラスが1位だった。やっぱり「暗殺教室」のE組に似てると思うのが、E組の生徒にとってA~D組の進学クラスに戻ることなんて眼中になかったのと同じように 、私達も1位を目指していたと言うより、全員が小テストで満点をとること、みんなでクラス平均100点とることを目指していた。

私が作っていた単語帳の写真はみんなが見やすいように自分で20分くらいかけて編集してた。

なぜ、そんなことに時間を費やすことが出来るようになったんだろう。「暗殺教室」のように3年生で受験生ならまだしも、なんで1年生でこんなことができたんだろう。

同じように配っていたガリ勉ちゃんに3年経った今、聞いてみた。

すると、「1年D組ってなんか先生たちの中で問題集団みたいなイメージあったじゃん?
だから少しでも平均点あげて先生からのイメージ変わればいいなーって思って作ってて、英単語の成績とかも結構いい感じの雰囲気だったし、配ればみんなの雰囲気も良くなって良いことばっかだなーと思ってた。」と、語った。

ちなみに、2年生、3年生になってからも似たようなことをしたのかどうか聞いてみたが、しなかったという。私も2年生になってからはやってない。

その理由を深掘りして言った結果、作成した問題用紙を配ると、きっとクラスメイトは使ってくれるという信頼関係があったから出来たことだと分かった。
また、自分達に余裕があったことも、人に時間を費やすことが出来た理由だと思う。

きっとある意味、2年生になっても浮き続けていた生徒はいたと思う。私なんか留学するために学校辞めちゃってるしね笑
浮くどころか飛んでったよ(笑)

1人なら早く動ける、複数人なら遠くに行ける

そんな「暗殺教室」のような3年前のクラスを思い返して、ガリ勉ちゃん達がそれが少し非効率的だとしても、人に時間を費やして楽しい時間の起源を作ってくれたように、セントリベルの運営メンバーにも少しずつ運営を任せてみた。

私が他にやるべき事が沢山あって、忙しかったとしても、もちろん最初は期待するような出来ではかえってこないし、期限をすぎる人もいるし、リマインドも大変なのは当たり前。
とにかく時間を貰っているようで使っていることの方が多い。

でも、これは私に余裕がないと出来ないことで、運営メンバーを信じられなければ、出来ない事だと思う。

いつか、きっと、ガリ勉ちゃん達から別のガリ勉ちゃん達、そして私からクラス全体へ。
時間を与えたり、貰ったりすることでクラスメイトが少しづつ余裕を生み出し、信頼し、協力し合えるようになったように、

私たちSentliberも、きっと、もっと時間を共有して、余裕を生み出して、信頼関係を育み、団結出来ると思う。私が引っ張るんじゃなくて、みんなで作って行けるようになると思う。

だから今1人で頑張ってる君も、1人でなんでも出来ちゃうのはすごいと思うし、時にはそういう時間もあったらいいと思う。時々でいいから、ちょっとの余裕とちょっとの信頼をつくってみない?
1人で100点を取るのは大変だし、すばらしいことだけど、みんなで100点とったらきっと楽しい!

1人なら早く動ける。
でも複数人ならきっともっと遠くにいける。

君も、1人で頑張らないで、どこか変な団体の、変な一員になって、一緒に遠くを目指そう。

Created by SERUCHOCO

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