「科学」と「人生の問題」の関係――事実と価値に関する11命題

丸山隆一氏「思考整理メモ:「科学」と「人生の問題」の関係はどうなっているのか?」を読んで、自分がいったいどのように考えているのか、この機会に整理してみたくなりました。説明が一切ない粗雑なメモですが、ご容赦下さいますよう。

「人生の領域」を、価値の領域と理解して記載します。

a1.私の事実 に関する領域
a2.私の価値に関する領域
b1.私たちの事実に関する領域
b2.私たちの価値に関する領域
b3.科学の領域

(1) b3は、b1とb2によって基礎付けられる。
(2) b1は、b3に含まれる。ただし、b1の領域は、実質的に限りがなく、問題の選択や方向づけはb2に依存する。
(3) b2は、b1の影響を受ける。
(4) b2は、b1から一つに決まるものではない。
(5) a1は、あるがままの事実として存在する。
  また、私自身を対象化することにより、a1はb1とb3に含まれる。a1の領域は実質的に限りがなく、問題の選択や方向づけは、a2に依存する。
(6) a1、a2は、b1、b2の影響を受ける。a1、a2は、b1、b2に参画する。b1、b2は、私とは独立に存在する。
(7) a2は、a1の影響を受ける。
(8) a2は、a1から一つに決まるものではない。
(9) 対象化されたa1とb1、b3は、私とは独立に存在するものの表現である。その表現は、(1)により私たちに依存しており、世界のごく一部の表現である。世界は、存在する。
(10) (4)と(8)にもかかわらず、a1、a2、b1、b2、b3のすべては、世界の中に存在する。
(11) (5)の前段の意味において、a2、b1、b2、b3の一部は、a1に含まれる。ここで私とは、今この文を読んでいる「あなた」のことである。この事実が、(5)の後段と(6)を可能なものとしている。

 以上、表現も稚拙で、あまり驚くことのないような平凡な事実の列挙だと思いますが、ご批判、コメント等いただければ幸いに存じます。

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