拝啓、未来が不安で仕方なかったあの日のわたしへ
拝啓
寒さが厳しさを増す、今日この頃。
初雪こそまだ降ってはいませんが、外で吐く息は白く、手足は感覚を失ったように冷たくなり、朝の空気がツン——と澄んでいるのを肌で感じるようになりました。
今からちょうど半年前、じめっとした熱がこもる帰宅ラッシュの電車に揺られ、あなたは一つの決意を固めていましたね。
新卒で入った会社をわずか3ヶ月で辞め、フリーライターの門戸を叩いたあの日。
潔く会社を去り、いろんな方から応援を受けながらも、未来を考え、「ちゃんと生きていけるだろうか