「ケイジ」と「ドウジ」
昔先輩先生から,
「仕事を横に並べるな。一つずつ取り組んでいけ!」
と言われたことがあります。
またある友人からは,
「仕事って,いろいろなことが降って湧いてくるけど,
どれもちょっとずつやれば,一気に終了ってあるよね」
と。
どちらが間違っているわけではなく,どちらも正解です。
料理に例えてみると,
レシピを見ながら,
「1番は,○○して,2番は……」
と順に手順を追って作る方法だという方。
レシピをざっと確認して,画像もぱっと見て全体をつかんだら調理に入る方。
また,順番に調理をして盛り付け後,使ったまな板や包丁をはじめ後片付けをしていく方もいれば,
ざっと調理をしながら,まな板,包丁も洗って片付けが終わり,盛り付けた後のフライパンだけが残る方。
仕事に例えてみると,
複数の教材研究,校外学習の確認,教育委員会からの通知の確認などがあるとき,
教材研究を全てやってから,校外学習の確認,通知の確認と,順を追って取り組まれる方。
いくつかの教材研究をしつつ,
校外学習の確認や通知の確認なども,
何となく満遍なく,手に取ってしまう方。
さていかがでしょうか。
料理や仕事に例えましたが,
それらの前者は,
継次処理能力が優位にはたらく方で,
後者は,
同時処理能力が優位にはたらく方になります。
特徴は以下になります。
【継次処理能力】
・物事を順序立てて考える力が強い
・時間の流れに沿って考えることが得意
・順番や段取り,時間軸で考える能力が高い
【同時処理能力】
・全体を見て物事を捉えることが得意
・情報を同時にまとまりとして考える力が強い
・複数の情報から関係性や因果性を発見する能力が高い
みなさまは,どちらのタイプに近いでしょうか。
このことを少し意識すると,仕事の段取りも変わってくるかもしれませんね。
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