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基礎訓練と"見せる"稽古


表現ツールを手に入れる

「先生みたいに、練習しなくても上手に踊れるようになりたい」というお弟子さんがいます。
どの程度の意味で言っているかは詳しく聞いていないのでわかりませんが、ちゃんと区別しないと、「踊れるようになったのに"踊れない"」ということにもなりかねません。
動けるようになれば、舞台で表現できる訳ではないのです。

ただ、先ずは正しい動きを鏡など見て直さなくても動けるように訓練しなければなりません。
俗に言う"身体で覚える"ということです。

身体で覚える


これについては多少誤解する方がいて、指摘されて"わかった"のにできない、何故だろう、と悩まれることがあります。
同じ指摘を何度もされると"一度聞いたからわかってます"と言う人も。
頭で理解しても身体はすぐには理解できません。
身体がその動きを修得するまで、何度でも繰り返し練習する必要があります。
勿論自分で練習すればいいんですが、稽古中曲に乗って踊っている最中に"もっとこうして"と指摘し、瞬時に直そうと動く努力を何度もすると、神経が繋がるというか、身体が意識しやすくなる、という効果があります。
曲を止めてゆっくりその形を教えるのもいいのですが、時間的制約(曲がどんどん進んでしまう)の中、何とか自分の体を直そうと努力することが、身体にとって"覚える"第一歩となるんです。

さて、では表現しましょう

意識しなくても身体が"正解"の動きができるようになったら、(勿論並行して"こう見せる"ということは指導していますが)見ている人に伝わるように動く(表現する)稽古をしなければなりません。
踊りを習っている人同士で"見る"と、技術が上手くできるようになったかばかりを意識する傾向があり、仲間内で"上手になったね"と言い合うのはちょっと危険です。
観客は技術が上手いから感動する訳ではありません。
気持ち、感情が表現できていて、それを受け取って感動するのです。
「先生は上手だから」ではない。
"その気持ち""感情"をどうしたら伝えられるかを何度も動き、その動きに乗せる自分の感情を作っていく練習をしています。
技術はできていることが前提ではありますが、その表現をする為に多少動きが乱れても伝わる、と考えています。
勿論技術(表現ツール)が乱れないに越したことはありません。
だからこそ舞台に上げる踊りを毎日"磨いて"いくのです。

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