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オーガニックコスメとナチュラルコスメ、何が違うの?

コスメ売り場では、ナチュラルコスメやオーガニックコスメという名称で商品が陳列しているのをよく見かけると思います。

10年前までは、取り扱いしている店舗は探さないといけない。という状況だったのが懐かしいほど。

皆さんは、オーガニックコスメやナチュラルコスメと聞いて
それぞれの違いをご存知ですか。

なんとなく、
自然派だから肌にいい。というイメージ。食品でもオーガニックや無農薬の食品の方が安全な感じがしますよね。

「オーガニック」の定義とは

現状から言うと、化粧品でオーガニックコスメ、ナチュラルコスメを区別する明確な基準がないのです。

ちなみに、日本国内における食品でいう「オーガニック」の定義。

農薬や化学肥料に頼らず、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産される有機農産物と有機畜産物、それらを原料にした有機加工食品のことをまとめて有機食品といいます。

 農林水産省 広報誌aff(あふ)より

食品に関しては法律で禁止されていることもあり、「有機JASマーク」のない農産物と農産物加工食品に「有機」「オーガニック」などの名称の表示をしてはいけないのです。

これは人間が口から体内に入れる食品に限った場合の話。顔の表面に使用する化粧品の場合は、国内で規制する法律がないのです。

オーガニックコスメの誕生

商品化が進むにつれ、ナチュラルコスメやオーガニックコスメと区分する明確な基準がないまま店舗にも商品を見かけるようになってきました。

2001年に、環境NGOアイシスガイアネットが、「オーガニックコスメ」という言葉を作りました。

ここで、ようやくオーガニックコスメというカテゴリができるわけです。

20年前に作られた言葉が今はコスメ業界でメジャーな言葉として雑誌、各コスメブランドが使用し、一般の私たちにも浸透してきました。

ナチュラルコスメって何?

一方、ナチュラルコスメと区別される基準は?というと、オーガニックコスメ同様、日本国内での法的な明確な基準がないのが現状です。

商品パッケージをよく見ると、化粧品の成分の一部に天然由来成分が使われているノンケミカル無添加と表示されていることがあります。

一般的に、ナチュラルコスメと呼ばれる化粧品に含まれる成分は、天然由来成分が多く肌への安全性に配慮しています。

どういうことかというと、植物や自然の成分を複合的に活用して、肌が本来持っている働きを生かすという側面から化粧品を作っています。

例えば、高機能化粧品と呼ばれるものが火傷治療や外科手術のようなものならナチュラルコスメやオーガニックコスメは漢方薬のような役割だと思ってください。
ある一定期間以上の経過を経て、ゆっくりと効果が出てくものになります。

即効性を望んでいる場合は、高機能性化粧品や美容整形といった全く別の視点から美容を考える必要があります。

自然、天然、無添加という言葉は食品と化粧品では違う

化粧品ができる過程(製品化するプロセス)には、防腐剤や増粘剤、保湿剤に界面活性剤、香料などが含まれます。
完全な有機物、天然成分だけでは製品は完成しません。
ここが、食品との違いです。
つい、自然や天然、無添加と聞くと身体に良さそうだから、肌にもいいはず。となりがちです。
中には、化粧品に配合する防腐剤を極力減らした商品を衛生管理が悪い環境で使い続けることで肌トラブルを招くこともあり得ます。

自然食品は、直接口に入るものなのでオーガニックといった認証が大事になってきますが、化粧品は、皮膚に塗布するもの。

知らなかった知識のままスキンケアを続けていても、本当になりたい肌状態に近づかないと、いつまでも自分の美容に自信がないまま過ごしていってしまいます。

あなたの肌に合った化粧品選びと、使い方で「あなたのなりたい肌」を育てていきましょう。


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