【エッセイ】共依存から自立するために
ある日のカウンセリングにて。
「今日は共依存をテーマに話がしたいです。
共依存について教えていただけますでしょうか。」
『共依存(きょういぞん)とは、相手の存在や行動に過度に依存することで、自己のアイデンティティを形成できず、自己肯定感や幸福感を得ることができない状態を指します。』
「共依存になりやすいケースはどんなことが挙げれますか?」
『共依存になるケースには、以下のようなものがあります。
育児放棄や虐待を受けた場合:親が子供を愛していないと思い込み、自分が間違っていると感じてしまい、自分の意見や感情を抑えてしまうことがあります。
家庭内のコミュニケーションが不十分な場合:家族間のコミュニケーションがうまくいかず、感情を表現できなかったり、自分の意見を言えなくなってしまうことがあります。
パートナー依存の場合:パートナーに過度に依存し、自分自身のアイデンティティを見失ってしまうことがあります。
自己肯定感が低い場合:自己肯定感が低く、自分自身を受け入れられない場合、他者の承認や評価を求めることがあります。
依存症の歴史がある場合:アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症の経験がある場合、依存のメカニズムが残っているため、他者に依存しやすくなります。
これらのケース以外にも、さまざまな要因が重なり、共依存になることがあります。』
「親が原因で共依存になるケースもありますか?」
『親が原因で共依存になるケースには、以下のようなものがあります。
親からの愛情不足:親からの愛情が不十分だった場合、子供は自分に愛される価値がないと感じるようになり、他人からの承認を求めるようになることがあります。
親からの肯定的なフィードバック不足:親からの肯定的なフィードバックが不十分だった場合、子供は自分に自信を持てず、他人からの評価を求めるようになることがあります。
親の依存症:親がアルコールや薬物などの依存症であった場合、子供は親を支えることによって、自分自身のアイデンティティを確立しようとすることがあります。
親からの身体的、性的虐待:親からの身体的、性的虐待を受けた場合、子供は自分自身を否定して、他人に合わせるようになることがあります。
これらのケース以外にも、さまざまな要因が重なり、親が原因で共依存になることがあります。』
「昔から(私に対して)親からの肯定的な発言はなかったですね。」
『親からの肯定的な発言がなかったという経験は、共依存につながる可能性があります。
肯定的なフィードバックがなかった場合、自己肯定感が低くなるため、他人からの承認を求めるようになります。
共依存に陥ることで、他人からの承認を得ることで自己肯定感を得ようとする傾向が強くなります。
共依存に陥った場合、他人の意見や感情に過度に依存し、自分自身を見失ってしまうことがあります。
共依存から抜け出すためには、まず自己肯定感を高めることが重要です。
自分自身が自分を認め、肯定することができるようになると、他人からの承認に頼らなくても、自己肯定感を得ることができます。
自分自身に対して優しく、自分を受け入れることが大切です。』
「共依存は無意識のうちに始まってて、いつの間にか習慣になっていることが多いと思い気がします。」
『共依存の特徴は、自己犠牲的な行動や、他人の感情や欲求に過剰に反応する傾向があります。
共依存のパターンは、過去に何らかのストレスやトラウマを経験した人々によく見られます。
共依存者は、自分自身を犠牲にして、他人を支援しようとすることが多く、その結果、自己肯定感が低下し、他人に過度に依存するようになることがあります。
共依存に陥った人々は、自分が共依存であることに気づかないことがあります。
共依存の行動は、しばしば無意識のうちに行われるため、自分が共依存であることに気づかない場合もあります。
しかし、共依存の問題を抱える人々は、自分自身と向き合い、自分のニーズを優先することが重要です。
自分自身を見つめ直すことで、より健康的な関係を築くことができます。』
「共依存から抜け出すのは具体的にどうしたらいいですか?」
『共依存から抜け出すためには、以下のようなステップを踏むことが効果的です。
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