先輩と後輩

先輩と後輩が、文と絵を、書き、描きます。

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最近の記事

久しぶりのリモートワークで窓の外を見もせずに

言葉を紡ぐと言うのは、 ある種、勇気を必要とすることである、 と僕は思います。 常日頃、なんでもない場所や 大切ではない人間関係で発する、 インスタントな言葉に慣れてしまわぬよう。 今日も勇気を出して 丁寧に言葉を紡いでみます。 だって人権よりももっと手前で持ち合わせた この権利。 使わない手はないでしょう? 大層なことを言って、 誰かに影響を与えるつもりなんて 毛頭ないし、できる限りそう思ってほしくないかけれど、 ただここに、 手軽さだけを持ち合わせた言葉が並んでい

    • Instagram攻略法

      という釣りタイトル。 時々己の過去の投稿に、 誰がいいねやコメントをしてくれていたか 見たくなるのですが、 今日はちょうどそんな日。 アプリを開いて右下のボタンを押し、 投稿してきた写真が目に入って 気が付いたのですが、 あゝこれはフォローしたいアカウントだと。 人にいいねされたいではなく、 きっとそのとき 確かに自分が好きだと思えた写真を 投稿できているのでしょう。 ちなみにたくさん青空が写っていました。 友達の中でも有数のフォロワーの少なさですが、 自信を持って

      • 今日の苦難に乾杯

        本の感想でも書きませんか?と noteに誘われましたが、 これを華麗に断って。 苛立たしいことがありました。としましょう。 働いていれば大小関わらずあることでしょう。 それで言えばきっと小くらいなことので、 きっと恵まれている方かもしれません。 中くらいという言葉あるのに、あまり大小にはくらいがつきませんね。なんでだろ。 個人的には、 苛立たしいことを誰かに話すことも、 そのことを元に発散する機会を作ることも、 あまり好きではありません。これはつまり、その時まで苛立たし

        • 動詞:蔓延る

          やってまいりました。 年に一度のこの季節、外回りです。 営業職ではないので、たまにはこういうのもいいなと思って外を回っております。 ちなみに私は教える学ぶに関わるお仕事をしております。絶妙表現だ。 今は次のお約束までルノアールで待機中です。 あれですね、ルノアールって本当にいかがわしいビジネスが蔓延っているんですね! おかげで、蔓延るって初めて入力しました。 あのお兄さんが大損しないことを祈るばかりです。喫茶店なんかで契約すな。 カフェと言いたいところ、喫茶室なので喫茶店

        久しぶりのリモートワークで窓の外を見もせずに

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        • 絵収納箱
          2本

        記事

          こんばんは。今日もおつかれさまです。

          このアカウントを作ってどれくらいでしょうか。 先輩と後輩は、先輩と後輩であるのは確かなのですが、それだけではなくなりました。 引き算よりも足し算のほうが なんだか良いですね。 職場で軽くnoteのアカウントがあるとドヤってしまった手前、書かないとな、と思って筆を、 いやスマホを取っているあたり、 限界社会人です。 美味しいお店や音楽、映画のレビューなんて 絶対しないぞ、と思いつつ、 ネタが切れたら即手を伸ばしそうな、 目の高さの棚にそのリストを置いてしまいました。 大

          こんばんは。今日もおつかれさまです。

          『希望的残り香』

          僕は懐かしい香りを見つけたようです。 どこで己の鼻腔に染みついたのか。 幼い頃通ったあの商店街のお店? 予備校の入っているエレベーター? みんなで溜まり場にしたあいつの部屋? 優勝オッズはどれも同じくらい。 でも心の中では八百長が横行しており、 どんどん得票数を伸ばす候補あり。 あの子のシャンプーの香りか、柔軟剤か、 はたまた香水か。 あ、オシャレな人ならば、香水か否かなんてすぐ分かるのかな…。 あまりに落ち着く僕の好きな香り。 だからかなおさら、あの子

          『希望的残り香』

          後輩の独り言 I

          こんにちは。後輩です。 初めて自分のことを「後輩です」と名乗りましたが、いいですね。 「先の輩(やから)」と「後の輩(やから)」なんて言うととんでもない言葉にも思えますが、〈関係性〉に注目すれば人間的な言葉に感じられます。私には先祖がいて、先生もいれば、先輩もいる。私は後輩だけど、私にも後輩がいて、そのとき私は先輩になります。先輩が誰かの後輩であるように。 そうして先代と後代が交わりながら、鎖のようになって生きているんですね。 そんなわけで私は、「先輩と後輩」という言葉を気

          後輩の独り言 I

          先輩の独り言 弍

          ごんごんどこに住んでるかバレそうな写真とこんばんは。 せっかく投稿を済ませたので、 何か思いの丈をもっとベラベラと誰もいないのをいいことに書き連ねようという算段です。 奥底の真実は、明日からの仕事に心が全く向き合えないだけです。 言葉のことを広く考えていて、 随分昔のことを思い出していました。 小学校中学とテストの点数はえらく良かった僕なのですが、 (それはもう100点の大行列!) 国語の授業って丸読みするじゃないですか。 ※丸読みって通じるんですかね。先輩が卒論で、音

          先輩の独り言 弍

          『ことばのしょっかん』

          "見納め”とは優しい言葉ですね。 ナイフで切ったような、鋭い切断面は見えず、 無慈悲に期限を求めません。 眠っている子どもの横で、 そっと玩具箱の蓋を閉じるような。 絵本のおしまいまで読んだ後のような。 どんな人が話してもとってもとっても優しく聴こえそう。

          『ことばのしょっかん』

          先輩の独り言 壱

          こんばんは、初めまして。 始まりの挨拶もロクにせず、投稿を開始して早… どれくらいでしょうか。 分からなかったので数えてください。 先輩と後輩でございます。 一応、大学のリアル先輩と後輩です。 実は1人でしたとかありません。 そのパターンもとっておけばよかったな…。 良いように言いましたが、とっくの昔に卒業しております。ご多分にもれず、大学時代に戻りたい日本代表候補メンバーです! 森保監督!栗山監督!待ってます。 一ドラフト会議後に、今年も指名されなかったなーって毎年

          先輩の独り言 壱

          『📢📢📢』

          いちにーさんしー いーあるさんすー わんつーすりーふぉー うのどすとれすくあとろ そろそろ世の中にご挨拶するような、 文章を書き連ねなければと思ったり、思わなかったり。

          『📢📢📢』

          『誰も生まれない日』

          『誰も生まれない日』 毎日、なんなら毎秒のように誰かが生まれている。 では反対に、誰も生まれなかった日はあるのかな。 とってもおめでたい新たな命の誕生。 でも1日くらいはだぁれも生まれず、 今のメンバーで地球を回しても、 良いと思うのです。 理由は特にありません。 きっと何かがかわることもない。 現実的なことを言えば時差だってあるし、条件なんて曖昧だ。 人が生まれなくたって、 モノは大量に生まれているし。 でもね、 もし、生まれる予定が1日遅くなった

          『誰も生まれない日』

          『自分ルール』

          『自分ルール』 電車が踏切を通り過ぎ、 遮断機が上がったら、 できるだけ早く線路に足を踏み入れて、 遠ざかる電車の後頭部についている赤い目を、 見なければならない・・・ 気がする。 大雨であろうと、 トイレを我慢していようと、 悲しい出来事があろうと関係はない。 沸いたやかんの火を止め、蓋を開け、 麦茶のパックを入れ、また蓋を閉じる。 微かに鳴き声がまだ聞こえる。 これに返事はマストだ。 駅までの道のり、動物を2匹見なければならない。 尚、鳩

          『自分ルール』

          『勝手に待ち合わせ』

          どのくらいの時間に出れば間に合うのかくらい分かっているのに、 結局4、5分早く着いてしまう自分に疲れるんだ。 あっ、でも気には留めないでほしい。 あなたはなんにも悪くない。 って言ってしまってからじゃ 留めないことなんて無理だよねって 心の中でしか言えません。 「そんなこと気にするんだ」 「そりゃ疲れるだろうね」 って君は言うんだろうけど、 世界のどこかや、僕の半生プレイリストにはきっと、 そんな歌もあるんだから許してよ。 . こんな性格を捨てることも受け入

          『勝手に待ち合わせ』

          『影』イラスト

          『影』イラスト

          『影』

          影が2つあるのなんて どうせ結末は複数の光源に囲まれているに過ぎないのでしょう。 現に、近くの街灯と、民家に防犯代わりとして設置されたセンサー式照明が 私を照らしたことで終電の過ぎたこの住宅街の暗い歩道を 等間隔に並ぶ民家を観客に見立て、浮かび上がらせています。 翌朝もいつも通りの出勤を控え、家路を急ぐ私ですが 頭の中では、後をついて来る あるいは追いかけても背中を捉えきれない影について、 一方は異なる世界に暮らす自分に もう一方は知りもしない誰かの存在