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私はいつだって


最近、昔やっていた趣味を再開しました。
そこで知り合った人の言葉を事あるごとに思い出します。

「人って誰かに認められたいんだよね」

私の中のモヤモヤの原因を分析したときに、7割くらいはこの言葉で説明できそうな気がします。


誰でもそんな一面はあると思いますが、私はとにかく自分が大嫌い。
日常の何かのきっかけで過去のことを思い出すと、ろくでもない人間だったと思い知らされます。
本当に今までよく干されなかったな。何度か干されかけたけど。
その度に「今度はうまくやる」と決意しますが、まあ人間ってそんなに簡単には変われませんね。


ありがたいことに、そんなクズ人間にも学生時代の友人がいます。
大人になるにつれ、学生時代にいてくれた周りの人は本当に優しかったのだと実感してきました。
先日、そんな友人たち2人と数十年ぶりに再会しました。
そこでの言葉です。


「えっ、1人暮らししてた時代があるの?よく生きてたね」

「あおって本当ーに何の取り柄もないんだけど、なぜか自分の周りの数人だけを幸せにできる才能があるね。それは神様がせめてもの気持ちでそうしてくれたのかなって、前から思っていた」


ひとつ目は、以前からのノリなので「ありがとう」という気持ちで笑いました。
ふたつ目は、本来はかなり褒めてくれていると受け取っても問題ないと思いますが、今の私には「何の取り柄もない」という部分だけが刺さりました。


そうだった、昔からそうだった。
周りの皆が優しかっただけ。


「人って誰かに認められたいんだよね」


自分を認めたくて一生懸命のつもりだけど、今日もやっぱりソファでゴロゴロする人生でした。

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