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最後の一期生・秋元真夏が卒業するらしいから言いたいこと。

自堕落な生活を送っている私にも、一応生きる希望がある。
乃木坂46を推すことだ。

乃木坂との出会いは2017年1月。
それ以前から乃木坂ファンの知人に勧められてはいたが、正直言ってドルオタを冷ややかに見ていた部分もあり、適当に相槌を打って話題を変えていた。

中学時代にAKB48が一世を風靡し、「(アイドル)オタク」という言葉が世間に知られ始めた。

ただ、当時中学生の自堕落少年(その頃は部活に勤しむ真面目な少年であったが)の感覚では、認知され始めたときの「オタク」は「モテない男が現実から目を背けるために興じる趣味」というネガティブなイメージがあり、現在のように「推し活」という言葉もなければ、所謂「市民権」を得た存在ではなかった。(私は今でもモテないし現実から目を背けているけどそこは話の本質ではない。)

しかし、2017年にインフルエンザに罹患して暇を持て余したのをきっかけに、僕の人生は一変する。

インフルは解熱後2日外に出られない。「あいつとの話のネタになるし、見てみるか」と軽い気持ちで乃木坂工事中を見たのが運命(さだめ)、気づいた頃にはメンバーの顔と名前が一致するのは当たり前、まだ1か月しか経っていないのに一丁前に橋本奈々未の卒業に涙し、新内眞衣のオールナイトニッポンzeroを聞くのが毎週水曜の楽しみになっていた。2018年には念願の初ライブに参戦。ファンになって5年目の2022年は3公演に突撃。もはや沼にハマるどころかハマった後の足元にコンクリが流し込まれて出られない。

アイドルオタクを冷ややかに見ていたのに、なぜコンクリ級のオタクになってしまったのか。

もともとバナナマンが好きだったから、とか
メンバーの仲が良くてトークが面白かった、とか
それらしい理由を挙げてかっこつけることもできるが本音は1つだ。

乃木坂46は可愛い。

色々な批判を覚悟で言うが、仲が良いだけで可愛くない集団を熱狂的に応援しているおじさんは気持ち悪いだろう。
まあ若い女の子を応援しているおじさんは大体気持ちが悪いのだけれど。
可愛いの基準は人それぞれだが、僕の場合はそれが乃木坂だった。

特に、白石麻衣さんはべらぼうに可愛かった。
彼女の可愛さを前に、体内にわずかに残ったインフルエンザ菌も死滅。病み上がりの寂しさを抱えた精神状態とメンバーの可愛さが相まって、私はあっという間にかつて冷笑していたはずの沼にハマっていった。そして一度応援してしまったが最後。もう全員が可愛くて仕方ないし、後で加入してくる子も無条件に可愛いと思えてしまうのだ。
可愛さ、仲の良さ、個々人の成長、選抜発表、卒業。メンバーが持つそのストーリーに一喜一憂。
普段は気丈な推しメンが「もっと目立つポジションに行きたい」「頑張るので一緒についてきてほしい」と言えば涙で頷き、舞台や映画への出演が決定すれば歓喜、ライブの当落発表時はサンタさんを待った幼少期さながらの心情である。断じて秋元康の手のひらの上で踊らされているんじゃない。積極的に踊りにいっているのだ。

ここまでダラダラと書いてきたが、
言いたかったのは、「人生何かに一喜一憂できると良いよね」という話だったりします。

窮屈で、マンネリしがちな憂鬱な社会生活で、
依存は良くないかもしれないけれど、少し希望が持てる、感情が揺れるコンテンツがひとつあれば、なんとか次の休日まで乗り切れるよねって話です。アイドルでも漫画の続きでも散歩でも野鳥観察でもいいけど。
柄にもないようなことを書いていますが、僕のような自堕落な生活にも、毎日に希望を提供してくださっている乃木坂46に感謝しています。
そんなグループの礎を築いてくれた最後の1期生・秋元さんが卒業を発表したので、寂しすぎたので、連休最終日の深夜に長々と書いてしまいました。
(秋元さんお疲れさまでした。卒コン応募します。)


きっと、ここまでを冷笑・嘲笑しながら読んできた方もいるだろう。
こんなのwebに公開せずにチラシの裏に書いておけと言う人もいるでしょう。

次に沼にハマるのは、貴方かもしれません。

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