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「人生のVision」を明確にすることで選べた、好きを仕事にするという選択【利用者インタビューVol.2】五十嵐恵子さま

※本インタビュー記事は、ライターのサトウミキが執筆しています。私自身、「キャリアツーリズム」を利用したのをきっかけに、夢だったライターのキャリアをスタートしております。

「キャリアツーリズム」についてより知っていただくために、実際にご利用いただいた方にインタビューをして生の声をお届けしていく本企画。
キャリアツーリズムについて詳しくはこちらをご覧ください。

今回は、2回目のインタビュー。お話をお伺いしたのは、五十嵐恵子さん。
「キャリアツーリズムライト」を、2022年1月にご利用いただきました。

現在、静岡県菊川市にて複業でお茶農家のお仕事もされている五十嵐さん。2022年7月に東京から移住されたばかりで、インタビュー当日は新しい仕事が始まったり、引っ越しも終えたばかりだったりで、「ワクワクバタバタしています」とのことでした。

左からせんのみなと高崎・中央せんのみなと長嶺・右五十嵐さん

縁もゆかりもない土地へ。「日本茶が好き」想いが繋いだご縁

《まずは、これまでのキャリアについて教えてください》

大学では農学の勉強をしていたのですが、ちょうど就職氷河期で「手に職をつけたいな」と漠然と考えていたところから、新卒でシステムエンジニアとして働き始めました。
プログラミング言語は卒論で少し触れていて興味もあり、自分が作ったものが人の役に立つというところに魅力を感じていましたが、かなりハードで(笑)長く続けられる仕事がしたいなと考え、キャリアチェンジを考えるようになりました。
その後、電気メーカーで派遣社員としてセールスアシスタントの仕事をさせていただきました。そこでマーケティングに興味を持つようになり、「ものづくりをする会社でマーケティングの仕事がしたい」と考えるようになりました。
そして、外資系医療機器メーカーで不整脈領域のマーケティングコミュニケーション業務を10年、コーポレートコミュニケーションの仕事を2年ほど担当しました。
現在は、ビジネス研修の会社でマーケティングをメインに、講師育成からオペレーション改善まで幅広くやっています。
今月からは静岡に移住し今までの仕事を継続しながら、複業でお茶農家でも働き始めました


《もともと、静岡のご出身なんですか?》

もともと横浜の出身です。静岡とは縁もゆかりもなかったのですが、色々な人との繋がりから、ご縁をいただいたって感じです。
移住先を探してたというよりは、日本茶に関わる仕事ができたらいいな、東京から出て空気の美味しいところに住んでみたいな、くらいに思っていました。
4年くらい前からかな、お茶が好きになって。そこからずぶずぶハマっていきました。日本茶インストラクターの資格を取ったり、経営大学院に通っていたんですけど、そこでお茶好きの仲間と日本茶サークルを立ち上げてみたり、お茶のハッカソンに出たり、お茶のビジネスにプロボノとして関わったりしてきました。振り返ってみると色々やってきましたね。(笑)

せんのみなとの古民家 外観

《すごいですね。私も緑茶は好きですけど、好きで移住まで踏み出せるって結構すごい決断だなって思います》

あまりそこのハードルはなかったんですよね。
もともと、東京で勤めていた会社が、人が「よく生きる」ことを実現したいというビジョンを持っていたんです。
なので、静岡移住の話が出た時、静岡でお茶の仕事をしながら今の仕事をリモートワークで続けたいですって言っても応援してくれるだろうなと思って。やりたいと思ったときにできる環境だったこともあります。

《日本茶を好きになった当時は、将来は茶農家で働くということは考えていたんでしょうか?》

全然思ってなかったです(笑)。プロボノでお茶のビジネスに関わるようになって、お茶農家さんやお茶作りが身近に感じられるようになってからも、そういう選択肢もあるかもなあ、とうっすら思っていたくらいでした。それが、半年前くらいからトントントンって進んでいった感じで。ほんと、まったく予想はしてなかったです。決まるときは決まるんだなって自分自身驚いています。

《トントン拍子で話が進んでいった、きっかけは何があったんでしょうか》

人との出会いと繋がりだと思います。
一つには、プロボノで関わっていたお茶のビジネスで、2年間、志を同じにする仲間と日本茶の未来について朝から晩まで真剣に深く語り合って向き合ってきたことが大きいかなと思います。お茶が好き、お茶に関わっていたいという思いが強くなっていた状態で、通っていた大学院の繋がりでの縁ですね。お茶好きの仲間がいて、その人の会社のインターン生が、お茶農家の親戚で、そのつながりで今に至るという感じです。

お茶のビジネスを通じてお茶が好き!という思いが強くなっていった

(参考:五十嵐さんが関わっていた日本茶のビジネス「一坪茶園」)

とにかく頭を整理したい。自分を見つめなおすために選んだ「キャリアツーリズム」

《まさに、ご縁ですね。せんのみなとの「キャリアツーリズム・ライト」は2022年1月にご利用いただきましたが、その当時はどういう状態だったのでしょうか》

去年末くらいは、少しモヤモヤしているというか、整理できていないという感じがありました。友人に相談したら、壁打ち相手を紹介してくれたのですが、その人が敏腕ヘッドハンターで。あれ、具体的に転職までは考えていないけど、いいのかな?って感じで(笑)私のその時の状態をありのまま伝えたら「五十嵐さんにはこっちの方が合ってると思いますよ」といって紹介してくださったのが、せんのみなとでした。
オンライン説明会に参加して、1泊2日で、古民家で、少し環境を変えて向き合う時間みたいなところに魅力を感じて、申し込みました。
当時は、モヤモヤしている状態、スタックしているみたいな状態から脱出したいっていう気持ちがすごくありました。なので、キャリアのためにというよりは、今の状態をどうにかしたい、考えを整理したい、そういう気持ちの方が強かったですかね。ほかにも年末年始に5日間ヨガリトリートへ行く予定がありました。
当時は、体調もちょっと崩れていたので、環境を変えてリズムを整えたいという気持ちもあったと思います。だから、もしせんのみなとが田舎で古民家で、という形じゃなくて、都会で通いで、とかだったら行ってなかったと思います。

「どうありたいか?から逆算して考える」「決めたことは変わってもいい」背中を押してくれた2つの考え方

《モヤモヤした状態を抜け出すために申し込んだ、「キャリアツーリズムライト」。どんな気づきがありましたか?》

せんのみなとのワークを通して、自分の価値観や考え方、大切にしたいことは何かみたいなところを棚卸ししたのですが、そのおかげで、お茶農家の話が来たときに、すぐに決断出来たっていうのがありました。
当時は、もう少し違う働き方ができたらいいなっていう気持ちがあったんです。週5で働きながら、プロボノの活動も楽しくて、気づくと、自分の時間がないな、余裕がないな、みたいな状態でした。
せんのみなとのおふたりと話して、「負荷を落として、ビジョン逆算型の戦略を一度考えてみるのはどうか」って言ってもらったんです。それで、自分はどうありたいのかを明確する、という目標ができました。
そうして、キャリアツーリズムに参加した後も、自分自身と向き合うことを続けたことで、お茶農家さんからのお誘いをいただいた時に、、じゃあ行こう!って決断できたというのはあります。
もしワークをやっていなかったら、すごくいいんだけどなと思いながら、でも悩んで、静岡に行くという選択をしていなかったかもしれません。今の生活を捨てて、キャリアも、仕事を続けずに農家に行くのってどうなんだろうって迷ったかもしれないですね。
もうひとつ、決めたことが変わってもいいよねっていう考え方を教えてもらったたことで、踏み出しやすくなりました。

古民家内・ワークはこちらで実施


性格診断をやるだけでは足りない。強みや特性を活かすために必要なこと

《そういう気づきがあったのは、このワークが響いたとか、きっかけだったとかっていうのはありましたか?》

16Personalitiesやストレングスファインダーなどの考察でしょうか。例えば、私は広報運動家ですよ、戦略性が高いですね、とかいう結果を持っていても、それを現実とマッチさせて活かしていく、ちゃんと腹落ちさせるみたいなことってなかなか難しいと思うんですね。
私が、書かれていることをそのまま文字通りにしか受け取れていなかったのを、せんのみなとのおふたりが、私の資質や特性をディスカッションしながら深堀してくださって、その時間、自分の強みや特性を磨きあげる作業を通して、すごく納得感があったんですよね。考えて考えて、一緒に考えた結果、ああそういうことかと思えたところはすごく大きかったですね。
おふたりは、知識として持っているだけではなく、それを使ってどう落とし込んでいくかっていうのができるんですよね。更に、ふたりいるので、それぞれの見方、視点がちょっとずつ違っているっていうのがあったことで、最終的に決まった時の納得感がすごく大きいんだなって思います。


「ちょっとモヤっとしてるんだったら、行ってみたら?」

《最後に、せんのみなとのサービスを周りの方に紹介するとしたら、どう紹介されますか?》

「ちょっとモヤっとしてるんだったら、行ってみたら?」って言いますね。
もし周りに相談する人がいたとしても、新しい視点の一つとして、せんのみなとを選ぶっていうのはいいんじゃないかなって思います。ひとりで考えているのならなおさらです。美味しい空気とご飯と、自分のために2日間本気で向き合ってくれる人たちといっしょに過ごすことで、モヤはきっと晴れると思います。

《たしかにそうですよね》

私は受けてよかったなって思ってます。2日間のワークを通じて出来上がったワークシートは、どんなことを話したとか、面談の内容や、せんのみなとのおふたりの考察などもちゃんと文面で残っていて、それは大切な財産です。立ち止まったときに振り返る指針のようなものにもなりますし、自分の変化、成長も目で見て実感できるので、それだけでもすごく価値があるなって思います。


不慣れなことが多い中でも、ワクワクという言葉が先に出てくる五十嵐さん。今をとても楽しんでいらっしゃるように見えて、お話を伺いながら私まで元気になってくるような、とてもパワフルな方でした。

今後もnoteでキャリアツーリズムを利用された方のインタビューを掲載していきます。
次回のインタビューもどうかお楽しみください!

(インタビュー・文:サトウミキ)

[ライタープロフィール] 1992年生まれ。神奈川大磯町出身・在住。2021年11月に「キャリアツーリズム」を利用。宿泊施設の運営や接客業のキャリアから、憧れだったライターのキャリアをスタート。人の想いを聴くことが好き。言葉で相手の心にそっと寄り添うように生きていくことが夢。


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