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ネックレス クラスップ(金具)の付け方

真珠が1本の糸に連なった「連材」をご購入いただき、ご自身で金具を留めて人に贈りたいとのご依頼をいただきましたのでクラスップの付け方を画像で説明していきたいと思います!

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使う金具はニッパーと、ラジオペンチのようなはさんで金具を変形させることができるものを使用します。

写真に写っている真珠の連材は80センチを超えるロングネックレスで、真珠の色合いもコバルトブルーやホワイト、ゴールドカラーまでいろいろで形は変形がメイン。たくさんの個性がつまった1本です。

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糸に通してある真珠の「向き」は身につけた際に胸元から首の後ろ側に向かって流れるようになっています。写真で見ると右側のカーブになっている部分が胸元の位置となりますので、糸をほどきはじめた6珠は首の後ろ側になります。

糸に通っているとおりに真珠をひとつずつまずは外す作業となります(真珠はころころと転がっていきやすいので穴口が最初に通してある向きと逆になってしまうこともあります)。

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大体はずし終えました。80センチとなると長いですね^^

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ワイヤーの片方にクラスップ(金具のパーツどちらかひとつ)を通し、かしめとなる小さな金具をひとつ通します。

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首の後ろ側にくる真珠をひとつ通し、写真では背景色と同化して見にくいですがクッションをひとつ通します。

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2個めの真珠です。真珠と真珠の間にクッション材が入るイメージです(写真だとわかりにくくてすみません・・・)。

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真珠5つ、クッション材5つを通した写真です。

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そのまま残りの真珠を通していきます。

【注意!】

さきほど金具とかしめ・クッション材を真珠と交互に通したように、反対側の「首の後ろ側にくる部分」も同じようにします(忘れたまま真珠を通してしまいますと、5つぶん後から真珠を抜いてまたクッション材を入れて・・・という作業をすることになります;;)。

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通し終わったところのアップです。

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真珠やパーツが抜けていかないようにワイヤーの端をテープなどで仮留めしておきます。

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ワイヤーの端を持ち、かしめに通します。

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そのままひとつ真珠を通して・・・

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クッション→真珠→クッション→真珠 と通します。

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ワイヤーのたるみを取り除くために金具側までぐっと寄せます(ワイヤーが抜けてしまわないように気をつけてください)。

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しっかりと真珠を引き寄せ、かしめをつぶします。

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短い方のワイヤーにクッション材をひとつ通し、次の真珠の大きさより少し短くしてワイヤーを切ります(ここで切るワイヤーを間違えるというミスを私は何度もしていますので、注意ですw)

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4つめの真珠を短く切ったワイヤーに通せば片方は完成です!

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お次は逆側です。テープなどで仮留めしていた場合にはまずテープをとり、先ほどと同じようにかしめに通し、真珠1つにワイヤーを通します。

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クッション材→真珠→クッション材→真珠と通します。

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クラスップ(金具)を持ち、短い方のワイヤーをゆっくり引っ張ります。

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するする〜と真珠がスライドしていき、写真のようになるかと思います(ワイヤーはくるくるとしてしまいますが問題ありません)。

写真のようになりましたら、真珠と真珠のあいだにたるみがないか・変形ばかりのネックレスの場合はきつく締めすぎると凸凹しているように見えてしまいますので力加減をここで調整していただきたいです。

緩める場合はワイヤーをしっかり持ちながらゆっくり金具側を引きます。

締める場合は先ほどと同じです。

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調整が終わりましたら、かしめをつぶします。

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このようにワイヤーは出たままになっているかと思います。

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余ったワイヤーを強めに引きながら、真珠との境目ぐらいで切ります。すると少し伸びていた部分が真珠の中に仕舞われますので外観からはワイヤーは見えません(経年劣化などでワイヤーは伸びてくるものですので、そろそろ緩んでないかな?とこまめに観察していただけると長く愛用していただけることにも繋がるかと思います)。

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完成です!!!!

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今後真珠が連なった「連材」もBASEなどで販売していこうと思っておりますので、留め方を習得して一緒に自分だけのネックレスを作りませんか?^^

久しぶりの更新となりましたが、名古屋石フリマも宜しくお願い致します!

千日紅

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