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せなちゃん
2024年1月20日 15:57
真夏のビーチサイドで、君が業務連絡の電話に出ている間、僕はしゃがみ込んで足元の砂浜を見つめていた。早くエアコンのあるメッセに行きたいと思いながら、君の電話が終わるのを待っている。後頭部にあたる日差しが暑い。体育の授業を度々貧血で離脱するくらい軟弱な僕の体力が果たしてトリ前のアヴリルまでもつのかさえ疑わしかった。君の周りの色々が僕は憎い。こうやって休日を邪魔してくる電話はもちろんだが、研究室
2024年1月20日 15:53
小さなバーカウンターに座る貴方を見つけ、胸が高鳴る。まさか会えると思わなかったタイミングで。貴方に会うのはどれくらいぶりだろうか。無策のまま、指先で肩に触れる。振り返った貴方はいつものように、おお!という表情になる。伝えたかったことは数多あれど、勢いに任せて声をかけてしまい言葉が出ない。震えそうな声でなんとか一言搾り出す。お久しぶりです。その後に続く言葉が見つからない。「そういえばさ
2024年1月20日 00:33
The Great Rock 'n' Roll Swindleでシドヴィシャスが赤マルを吸っているのをみて、一度だけ赤マルを吸ったことがある。金魚の僕でさえ咳き込むタール12。それでもシドに近づきたくて、タバコのチョイスはいつもマルボロだった。靖国通りのエクセルシオールでブラッドオレンジジュースを飲みながら金マルをふかしていると、不服そうな顔の君がいる。「見なかったことにしとくけど、やめたほ