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皆さまへご報告と今後のDJ活動に向けて

皆さんお久しぶりです!
久しぶりに書く記事が、ご報告となってしまいました。

ローカルDJとして22歳頃から今に至るまで、約8年間。本当に本当にいろいろありました。
その振り返りも含めて、記事にまとめたいと思います。

1.はじめに

誰が興味あるねんって話かもしれないですが、わたしの話を少しさせてください。
今年30歳になるのを目前に、自分のDJ遍歴を思い返してみました。

元々大阪にある某DJスクールで学費10万以上をかけてわたしのDJ活動がスタートしました。
(なぜDJをしようと思ったかについては、過去記事に書いておりますのでご興味ある方は是非!)

そのスクールでは、ハウスやEDMを中心とした音楽ジャンルで練習を始め、プロのDJを目指せるということを謳い文句にしている学校でした。結果、現在に至るまでプロにはなっていませんが、その学校のお陰で今の自分のDJ人生が築き上げられたと感じています。

【AWL OSAKA】
【今は無きBARON】

多い時で年間50現場ぐらいでしょうか。週のうち3日はDJをしていて、しない日も遊びに行ったり。
元々Shawn Wasabiさんの大ファンで、あぁいうmidiコンを使ったLIVE DJに憧れていました。そういう現場でDJしたかったのですが、スクールではいわゆるG系列(大阪ではそう言ってるだけかもしれません)での活動のことしか教えていただける機会がありませんでした。

なので、自分でTwitterを作って情報収集。
初めて行った音箱と言われるクラブは、アメ村にあるtriangleでした。
行った日は、ハッピーハードコアのイベントが開催されていて、ひとりで行くのは不安だったのですが、行ったらその思いが払拭されるぐらい、みんなが楽しんでいてめちゃくちゃ幸せ空間でした。

そこからいろんなご縁があり、ハードコアを中心にドラムンベース等々でDJをするように。
さらにご縁の積み重なりで、主催イベントもあらゆるクラブでやらせていただきました。
時にはオーガナイズメインで入ることもありました。

今の今までわたしは会社員を続けながら並行してDJを続けてきたのですが、DJというもの自体に違和感を思い浮かべることもありました。

というのは、海外のシーンではDJを本業にされている方がたくさんいらっしゃいます。が、日本はどうでしょうか。勿論、音楽シーンや文化がかなり異なる部分はあると思います。わたしは8年間ほどDJをしてきましたが、殆どの方はライフイベントや仕事が忙しくなった、別のものに興味がいってしまった、などでいつのまにかDJ自体をやめてしまう人をたくさん見てきました。

それは、決して悪いことではなく必然的なことだと捉えてきましたが、もしかするとこの風潮を変えることができるかもしれないんじゃないかと夢を抱くことがあります。

DJを続けてきて思うことは、これは独断と偏見を多いに含んでしまうかもしれませんが、日本におけるDJ文化というのは特にコミュニティありきなのだなと思います。

曲が作れなくても、ノリが良かったり(これは大事だと思う)雰囲気作りがうまかったり、コネクションが多ければ多いほど出番がありそうだなと。DJの上手い下手っていうのは一概にコレって明確にはないけれど、ある程度上達することはどんな人でも可能なので、あとはその人のセンスとか、先程書いたようなコネクション等々が大きい気がします。

ジャンル別でもそうです。やはりEDMやベースミュージックはいわゆるチャラ箱と呼ばれるところに集約されがちですし、テクノやハウス、ヒップホップなども人口が比較的多いので人が集まりやすい。でもそれ以外のニッチなジャンルは集客が難しく、なかなか箱イベントでするは難しいと、主催イベントを通して感じてきたことでもあります。

あとは、これは男女差別に聞こえてしまうかもしれませんが、やはり女性の場合はライフイベント等々でDJを辞めてしまう人が多いと感じます。なぜそう思うかというと、統計を取ったわけではないですが実際に同期で女性のDJさんたくさんいましたが、結婚や出産などがあり辞めてしまった人をたくさん見てきました。海外では例えば出産してからもDJとして現場に立ち続ける人はたくさんいますが、それは、コミュニティとしてのDJではなくきっとプロのDJであるからこそキャリアが確立してたのではないかなと感じます。

これらを踏まえて、わたしが考えるこれから思い描く理想のDJシーンについてはあとがき部分で記載したいと思います。では、ご報告から!

2.ご報告①

わたしはDJを8年間、会社勤めも同じ期間続けてきたのですが、この度フリーランスとして活動するべく、会社員を引退しました。
今まで営業の仕事をずっとしてきて、商社では支店長として採用や教育担当などをさせていただいておりました。

ではなぜ会社員ではなくフリーランスを目指すのかというと、自分ができる仕事というより、やりたい仕事を優先したかったからです。さらに自分で時間をコントロールできる方法で仕事をしたかったのでこの選択をしました。

何でフリーランスになるかというと、大きくはグラフィックデザイナーとしてです。
今まで副業でイラストを描かせていただいてたりしていたのですが、クラブイベントのフライヤーのご依頼などもいただくようになり、改めてしっかり技術を磨きあげたいと思って実は12月からデザインの学校に通うことになりました。
なので、30歳を目前にフリーランス兼学生としてスタートを切る道を選びました。

そこで、なぜこの選択に踏み切ったかのきっかけにつきても、ご報告②でお伝えしたいと思います。

3.ご報告②

これが重大報告になるのですが、、ここまでの決断があったきっかけのひとつは、今年結婚した事がありました。結婚を機に、DJ活動をどうしていきたいかを見直すきっかけにもなりました。

さらに、この度わたしは第一子を授かりました!

出産は来年2023年を予定しています。
これは出産前に報告するか悩んだのですが、夫からの報告で一部聞かれた方もいらっしゃるかと思いましたので私の方からも発表させていただきました。

そんなこともあり、より会社員よりも自宅で尚且つ自分でスケジューリングできるフリーランスを選びました。
産まれてくる予定の我が子と少しでも一緒に暮らしたい、クラブ業界へフライヤー作成やイラスト作成などでも貢献したいという思いがあり、12月からはデザインの学校に通うことにしたのです。

最近までDJオファーいただいており、お断りを続けて大変申し訳なかったです。妊娠中のため、クラブイベントに遊びに行ったり出演自体も自粛しておりました。
ただ、夫もDJ活動をしておりますが、今まで通り主催や出演はしたりしておりますので、その際はあたたかく見守っていただけると嬉しいです。

4.今後のDJ活動について

冒頭で、女性はライフイベントや出産などを機にDJを辞める傾向にあると感じると記述しましたが、実際私自身が子を授かり感じたことは、何かしらでまたDJとして活動をしたい!です。
ただ、それはじゃあ育児しながら遊びに行くのかとか、またそういった意味ではなく、例えば託児所があるような状況でのイベントをつくるとか、そういったイメージ
です。実際、子どもがいるお父さんでDJされてる方も多いかと思いますが、なかなか奥様やお子様が一緒にクラブに来るというのはいろんな問題があり難しいと思います。(音による耳への影響、タバコ、イベント開催の時間帯など)

なので、わたしが考えたのは、もっともっとラフなコミュニティを作ってしまえばいいということです。
どこかのキャンプ場や施設とコラボし、野外フェスのような形でもはやクラブイベントの領域を超え、DJという存在を知ってもらい音楽を楽しんでもらう。本来、音を楽しむと書いて『音楽』というのに、アーティスト性(これもめっちゃ大事)を求めすぎるがあまりにいつのまにか日本でのDJ活動をやめてしまう、そんな人もたくさんみてきました。

でも、考え方を変えるとじゃあ日本で一般の方がより参加したいと思ってもらえるイベントってどんなの?って考えたときに、『来て、みて、聴いて、楽しい!』とシンプルにそう感じるイベントではないかと感じています。

今までのクラブイベントの文化も大事だと思いますし、棲み分けという部分でいうとそういった箱でのシーンは続いていってほしいと願っています。
ただ、コロナや昨今の不況でクラブがなくなってしまう実情もあるかと思います。わたしは音楽が大好きで、妊娠した今も毎日音楽を聴いて、あぁこの曲はあのクラブで聴きたいな、などと妄想を隔てています。
よく、毎日音楽聴いて飽きないね?と言われますが、本当に飽きません。大好きです。
出産したら、子どもがDJをやるかはおいておいて、子どもが参加できるようなイベントをつくりたいと思っています。
また、落ち着いたら作曲活動も開始し、いつかはドイツでプレイするのも夢です。
まずは12月のデザイン学校で成績優秀者に選ばれると奨学金で授業料が全額免除になるため、毎日Illustratorと Photoshopと戦ってます。笑
夢を夢で終わらせない、諦めない。DJ活動は一旦休止ですが、また復活します。その時まで見守っていただけると嬉しいです。

5.最後に

長くなってしまいましたが、まさか30歳を目前にこんなに人生が変わると思っていませんでした。人生何が起こるかわからないですね。
でも、夢や目標がある限り毎日生き生きと過ごせている気がします。
今まで関わってくださった全ての方のおかげです。こんな生意気な私を受け入れてくれたクラブ界隈の方々、家族、友人には感謝でいっぱいです。

今年、大好きな祖父母が亡くなり改めて考えさせられたことがありました。それは、時間は有限であるというとこと。この世で生きているうちに人類全員に共通して言えるのは、人はいつか死ぬということ。
今わたしは人生の1/3あたりを彷徨っているところ。じゃあ自由に体を動かせるのはいつまでなんだろうとか、色々考えることも多いです。
でも、わたしは歳を重ねることが楽しみだったりします。20代前半にはその時の楽しみ方ってあるし、今は今でまた以前とは楽しみ方が全然変わったけれど、生きていて後悔した瞬間は一度もありません。

いつか命尽きるまで、悔いなく毎日楽しく過ごしたいですね。ポジティブシンキング〜って言葉は敢えてあんまり使いたくないですが、生きていればいいことがあるっていうのは事実だと思って生きています。

いつかまた、クラブシーンに戻ってきます。
それまではTwitterはただの音楽オタク&主婦アカウントになってしまうかもしれませんが、、、
いろんなイベント情報を見つめながら、妄想膨らませたいと思います。

では、またいつか現場でお会いしましょう!
DJ SENNA

【グラインドレコーズ にて】
【ティプシー@Club Joule】
【Joule 主催イベント】



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