19歳でうつ病になった。私が必死で2カ月した事②父親に担がれて

ギリギリなところで心療内科に行き、薬を貰った。

そこから数日の事をあまり覚えていない。学校は夏休みに入るギリギリで数日休んだ

とにかく寝た。薬の効果もあり泥のように寝た。

1週間寝て感じた事は

べつに寝たからと言って治るというものではない事、ある程度寝るとあとは寝れば寝るほど深淵に落ちていきそうな恐怖があった。

『気分転換にドライブ行くけどいく?』

『行く』

3日ベッドの上から動いていない私が母の言葉に即答したのを母はびっくりしているようだった。

『引っ張ってでも連れて行って』

『わかった』

当日母は、寝ているのか起きているのかあやふやな私をベッドから起こし、服を着せて

どうにか車に乗せて

ドライブに行ってくれた。

後から考えるとあの一瞬が私の人生において唯一母と父を独占して甘えられる瞬間だった。

遅れて来すぎた赤ちゃんがえりだったかもしれない。

ドライブでは、車山高原に行き、冬場はスキーで使うリフトにのり山に登ったが

私はほとんど意識がなかった。

リフトを降りるとき、おぼつかない私を父が担いでくれたらしい。

その日から2カ月で鬱を治す治療生活が動き出した。

先に言っておきます。

鬱は2カ月で寛解しました。





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