「窮鼠はチーズの夢を見る」の成田凌に思うこと
2021年6本目の映画は「窮鼠はチーズの夢を見る」だった。
実はわたし成田凌の潜伏ファンで(潜伏キリシタンみたいな) 好きっていうとミーハーみたいで抵抗あって言わないようにしてたのだけど
わたしが思う「この人こんな役やらせたらほんとピカイチだよね」を詰め込んだ作品だったように思う。
好きなのに思いが伝わらない。軽々しく愛の言葉を口にしてしまうけど、振り向かれることはない。そんな役。
振られるときの顔好きなんだ。考えてることを間とか仕草とか表情で伝えてくる。
「成田凌くん乙女だった」ってレビュー見かけたけど、わたしの考えはちょっと違って。
乙女で片付けるにはあまりにもったいない。
恋愛するときにはどちらかが男でどちらかが女にならなきゃいけないのかな。
別に今ヶ瀬って女になりたかったわけじゃなくて、男のままの自分に振り向いてほしいって思ってるんだし。
それって、普通の恋愛でも言えることで、地雷は男でもいいし、淡白な女がいてもいいんだよね。
たぶんわたしも含め多くの人が、今まで生きてきたその延長でなんとなく男らしさとか女らしさを定義して、知らず知らずのうちに自分自身もそうならなくちゃって思っちゃってるのかも。
ありのままの自分を愛してほしい、そんな成田凌の演技からなんかジェンダーを学んだ気がする。
なんとなくわたしは、愛は重すぎちゃいけない、「好き」ってことその気持ちのまま正直に伝えるのはよくないって思ってた。
好きなことちゃんと伝えても苦しい、伝えず離れても苦しい
恋愛って結局苦しいものですね。
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