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青い鳥は近くにいるかもよ?【初心者向け探鳥の仕方】

あーん、デカい方のカメラ持ってきゃ良かった!
これ、コンデジなのでイマイチ解像度が。
シャッター速度も1/2000までだし。

鳥写真などは、マガジンを作ってます。なにとぞヨロです(ぺこり)

【マガジン】いきものがかりの観察記録

【マガジン】トリ図鑑 

さいたまのトリ図鑑(カワセミ)ホバリング連写ver.(ノート)

一定期間を過ぎたらノートの方を一部は有料化しています。たぶんハガキサイズくらいの印刷しか耐えれないと思うので安いです(笑)あ、だからってサイン消しての悪用はご勘弁を。(そこまでの作品は載せてないと思いますが念のため)

もう少し説明文入れた方がいいかな?とかは、ちょっとお悩み中でして。個人的には、見ていただいて、そんな鳥っているんだ〜と思って散歩中に気がつける人が増えたら嬉しいなって思います。

歩くのって病気予防にもなるし、なってからも適度に筋力があるとリハビリまで回復しやすいと思うし。歩くだけだと面白くないけど、こうして何か「鳥見」「猫見」「花見」などの「目的」を別に作ると、運動苦手な人も続けやすいです。

さて、今回の連写は軽めの機材だったので望遠も解像度も足りずLightroomでかなり現像イジリました、すみません。

それでも、乳がんで利き腕側の全摘後1〜2ヶ月なので、いまは撮れることの方が喜び大きいです。完治まで2-3ヶ月と言われているので、ちょっと良いシーンに当たると少し無理しとけばよかった〜なんて思えることはありがたいですよね。

いつも前置きが長いです、おつきあいいただいて誠にありがとうございます。

今回は「意外と身近にいる鳥だけど、どうやったら気がつけるようになるか」。初心者向け探鳥の仕方を少しばかり、ご説明できればいいかな。

写真も撮りたくなる方もいるかもしれませんが、まず探せなければ撮れませんので・・・

ポイントは3つくらいでしょうか。

1:鳴声や色、住環境を知る 

当たり前ですね。見たい鳥があるなら、まず先にその鳥のことを調べた方が早いです。だからといって、カワセミが見れたから次はヤマセミ!なんてのはお薦めしません、やっちまったバカが言うので間違いはないです(笑)

手近に見られそうなところから先ずは始めましょう。

どちらかというと「スズメの群れを見極める」方が最初はいいかなと思います。さいたま都民エリアでも「スズメの群れになにか別の鳥が混ざってる」ことは多いのです。シジュウカラメジロが多いですが、冬鳥シーズンの場合は渡鳥のジョウビタキ(オスは最近よく話題に上る球団カラーで分かりやすいけど、メスはスズメよりも地味です・・・)や、カワラヒワ(これも地味)が混ざっていることがよくあります。

↓ ちなみにジョウビタキ♀がこちら。

↓ オスはこのくらい派手

メジロなどは花芽をついばみに来たりするし、よくウグイスと間違えられますがメジロの方が綺麗な緑色で声も可愛らしいですよ。ちなみにウグイスはあまり藪から出てくれないので声は分かりやすいですが、ちゃんと見れた試しがありません・・・生で見るとかなり地味だと思います。春先はウルサイくらいですけどね、ちゃんとホケキョと鳴けなかったりしてズッコケそうになったり。

メジロはお食事中はとくに必死というか一生懸命で可愛いです。

中央線沿線だと、三鷹を超えた立川周辺くらいになると、シジュウカラかと思いきやヤマガラが混ざったりしてきます。井の頭公園は野鳥エリアまで行かなくてもキクイタダキが見れてしまったり。まだカメラ準備がっ!心の準備も!間に合わないっ!と焦ったこと数回。人通りが多いのが難点ですが・・・ちょっとした自然があればエナガなんかも可愛らしい鳥です。

上野動物園に前、ウグイスとメジロを入れた展示がありましたが、そうした場所で先に見慣れておいてもいいかと思います。

↓ 井の頭公園でエナガ

2:人工物を見つける (いわゆるお立ち台、止まり木)

ここからだんだん怪しくなってきます(笑)例えば猫写真を撮る人なら分かると思いますが、ペットボトルを並べたお宅を見ると、逆に「この辺いるんですね」ということになります。そうした目印を見つける方法。

川の変なところに、木の枝が刺さってることありませんか?

カワセミは最近、シティ派カワセミといって都内公園や住宅街の川などでもよく見られるようになってきています。護岸整備も最近ではそうしたことに配慮して巣穴になる「排水溝もどき」を付けたりすることもあるんだそうです。そうしたところには撮影や観察しに来る人も多く、「お立ち台」を作るんですね。

なので、不自然な枝や、カワセミが狙いやすそうな場所に木が生えているなども、川べりの鳥を観察するときに注意して観ると「あっ!」と出会いがあるかもしれません。川の鳥もシーズンでいたりいなかったりする鳥があるので、いつも同じメンツだなぁと思わず、少しじっくり見てみると面白い発見があるかも。

これで、糞の有る無しまで見れたらグッジョブです。糞があるのはそこによく来てる鳥のいる証拠なので・・・

3:カメラマンを見つける

最終兵器です!三脚付きバズーカを構えているカメラマン。そういう人がいたら、シャッターを切ってるときにレンズの先を見てください。何かはいます(鳥じゃなかったらゴメンなさい)

少し大きめの自然公園などでは、これが一番手っ取り早いです。ただ、不用意に声をかけるとかはしないであげてくださいね。

基本的に鳥屋さん(鳥撮影してる人)は、長い時間かけてそこに佇み、シャッターチャンスを狙っていますし、シティ派の鳥ではなく渡鳥などの珍鳥系の場合は、大きな音は鳥を飛ばしてしまうので嫌がる方も中にはいます。

逆に通行の妨げになるのは良くないので、人が来たら避けたり挨拶したりと周囲に気遣われる方もいます。(ほんとはこっちが良いマナー)

そーっと近寄ってみて、目があったら、にっこり会釈して、いい反応だったら「なにかいるんですか?」と聞いてみられると、意外と教えてくださる方も多いです。

↓ 教えてもらって撮れたイカル(別の鳥狙いだったのでラッキーでした)

基本的に良い人が多いですが、それぞれにポリシーがあって。餌付け否定派や人頼みで団体行動派など、野鳥好きにも色々な方がいらっしゃいます。コミュニケーションを好まない人もいると思います。もし運良く教えてもらえたら、感謝の気持ちを伝えてあげてください。

女性は少ないので、こちらから声かけなくても向こうから「今◯◯が来てるんだよ」なんて教えてくれることも多いですが・・・(笑)

この3つ以外でも、大きめの自然公園などはガイドさんがいたり、ボランティア募集をしていたり。そこの公園の野鳥好きの集まるサークルがあったり。見られる生物全般の展示をしていたりもするので、そうしたところに行ってみるのもオススメです。最近では野鳥の会さん主催の初心者向けバードウォッチングもありますので、そこから入っていくのも面白いと思います。

わたしの探鳥の仕方

わたしは団体行動あまり好きではないので、無頼派でブラブラと散策して撮れたものを後でネットで調べることが多いですが・・・行きつけの公園などは管理人さんに「まだヤツラは来てないですか〜?」と聞くこともありますし、鳥屋さんは機材にも興味があるので、例えば同じレンズを使ってる方にはよく「わたしもそのレンズ持ってるんです」と声をかけたりはします。全く見ず知らずの方とも、鳥屋さんは分かりやすい機材の方が多いので「あっちに◯◯がいましたよ」なんて教えて頂いたり、逆に教えたりも楽しみの一つです。

以前はYachoo!オンライン野鳥図鑑というサイトがあって、見やすい鳥かどうかまでを解説されていたので大変ありがたかったのですが、現在は見られなくなってしまったのが残念です。他にも野鳥の会さんの野鳥サイトや、生息場所と色で検索しやすい野鳥サイトもありますし、鳴き声などはYouTubeでも調べられるのでネット検索はオススメです。

また、大きな自然公園で都内や都内から近い場所だと、昔は鷹場だった場所もあり、ふと上を見上げると猛禽が飛んでるなんてことは珍しくはありません。図鑑などで尾羽などの形を覚えておいて見上げてみるとオオッ!と思うことも。

少しいつもと視点を変えるだけで、こんなのがここにもいたのね!ということは沢山あるので、鳥を見てみたいな〜と思ってらっしゃる方、気負わずに身近な場所から鳥見を楽しんでいただけたら嬉しいです。

3月はギリギリ冬鳥が見られますが、あと少しで春から夏の鳥に変わります。代表的なのがツバメ。ツバメも縁起の良い鳥です。

また、渡っている間のほんの数日〜数週間しか見られない鳥も地域によってあります。お近くに大きな自然公園のある方は、よく見てみると珍鳥がいるかもしれませんよ?

うちの近所ではゴールデンウィーク前後の少しの間しか見れないコアジサシ。

最近のご近所カワセミの恋愛事情

昨日訪れた沼は、カワセミ男子は女子の気を引こうとして、だいぶ「お歌お上手」に歌いながら舞い踊ってたんですが(アイドル歌手みたい)。その日は女子さん、その気なかったみたい。
カップル不成立でした、残念。

男子より食い気ってワケでもなさそうだったんだけどなぁ(笑)捕食シーンはあまり撮れていなかったので、女子の方もまんざらではないけど、ツンデレなのかしら?なんて想像しながら見てました。

止まり木にいるのが♀、水色の点に見えてるのが♂

カワセミは春先の桜の咲く頃ぐらいから、子作りが始まります。

なので本格的にカップルになると、夏頃までは飛来数が減ったり、クチバシや羽根がボロボロになったりするんですね。その年の初めに生まれた子たちを1番子、順に2番子、3番子という言い方をします。夏ごろにまだクチバシもツヤツヤと、足の色も黒ずんだ子を見かけると3番子かなぁ?なんて言います。ちなみに、オスはクチバシが上下黒く、メスは下だけが赤いです。

その春から夏の手前の少しの間だけは、カワセミの家族を観られる貴重なシーズンなんです。
(その為に望遠買っちゃうのを鳥バカと言います)

それ以外の時期は、カワセミってナワバリ意識高いので、2羽並ぶのもまぁまぁ珍しい。ナワバリ入ってきたらケンカします。

まぁ、住宅街の住宅事情で、なかなか親離れしない子もたまーにいるんですが・・・シティ派カワセミも大変ですね、マンション住まいみたいなものでしょうか。昔ながらの環境では、川べりの土手を掘って巣を作っていたそうですが。

そういう貴重なシーズンなので、もう昨日なんてガチの鳥屋が三脚アッチコッチに立てて撮ってました。
で、恋の行く末をジーッと観る・・・鳴き声がするたびに三脚バズーカ抱えて右往左往、一喜一憂しながらカワセミの恋路を観ているわけです。

だいたい皆さん、迷彩系と釣り人を足して2で割ったようないでたち。一歩間違えたらただのヲタ並みの超望遠。対象物が人じゃないだけで。冷静に見るとシュールというか。

なんでワタシこんなのにハマっちゃったんだろうね・・・下手すると泥だらけになってたりするし。

まぁ、でも、この青い鳥は、何かとワタシをやる気にさせてくれるのです。
鳥屋になろうと思ったのは、ちぃ散歩で見たカワセミがきっかけです。

初めて自分でカワセミを見つけられた時の感動って、今でも忘れられないです。あの青の美しさは1年中ずっと見ていても飽きないし、見れない日はちょっと寂しい。見れると、それだけで1日幸せな気分になります。

撮ってる間はシンドイの忘れられるし。まだまだ駆け出しなので、以前ほど無理は出来ないけれど、マイペースで工夫しながら続けるつもりです。

実は以前、診察の最後に何か忘れ物してないかとキョロキョロしてしまったことがあって、主治医から「青い鳥はここにはいないよ」なんて笑われてしまったんですね。で、ちょっと悔しかったので「◯◯川にいるよ、青い鳥」「意外と身近にいるんだよね〜!」とやり返したことがあって(笑)その頃も治療し始めて日が浅くて、すっかり趣味とか忘れて凹んでたんですね。で、言い切ったあとに「そうだ、鳥見しに行こう!」と思い立って。それだけは譲れないんだから、しっかり身体も鍛えておかなきゃと思い始めて、いろんなことが良い方に向いてきたので・・・やっぱり、「(幸せの)青い鳥は身近なところにいる」ってことなんですね。


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