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物語と現実の狭間で

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実際に起きたこと、架空の思い、真実を混ぜて物語を紡ぎます。随筆のような小説のようなものです。
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2021年4月の記事一覧

災い転じてなんになる?

災い転じてなんになる?

乗った電車は乗客がまばらだった。昨今のご時世を気にしてか、乗客はまるで定められたかのように座席の端に座っている。その等間隔がずっと続く。

まるで鴨川のようだ。

私はふと思った。そういえば母が昔、鴨川のカップル等間隔法則を見ると卵を投げたい衝動に刈られたといってたっけ。

次の駅に着いても乗客は降りないし、乗ってこない。ほんの少し前とは変わってしまった。ある意味異世界のようなものかもしれない。

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