オールブラックな装いと「自分だけのスタイル」を守ることについて

女性らしく、強く、セクシーになれる気がするから黒が好き。
今日はオールブラックな装いの気分だった。

その日の気分に合わせて着こなしを選び取る。
明るい色が良いか、暗めが良いか、無地か柄ものか…レディーなボリュームスカートも良いし、スタイリッシュなパンツスタイルも捨てがたい。
ファッションは心に寄り添い、いつだってパワーを与えてくれる。

特に「色」は、気持ちに大きく反映する。

黒い服を身にまとうと不安な気持ちは落ち着き、慌ただしさも静寂に変わる。元気なパワフルモードより、すっと静かにいたいとき。ミステリアスな空気感を持っていたいとき。黒はどんな場面でもわたしを映えさせてくれる。

見た目がうるさい派手目な色や柄ものは大好物だし、以前noteで「好きな色は?」と問われれば「原色」と答えると話したけれど、好きとか嫌いとか選ぶことをしないくらい、黒はわたしのベースカラー。


若い服?

昔から好みのファッションが変わっていない。
年齢によって"着こなせるもの"は変化するので当然そういう流れはあるけれど、基本的な好みはほとんど同じ。
なので10代でも20代でもオールブラックスタイルを好んで着ていたし、昔していたスタイリングで今も着たいと思うものがたくさんある。


二十歳くらいだったと思う。
その頃から黒い服もよく着ていた。それを一回り以上年上の女性たちから「今しか着られない若者っぽい服着ればいいのに」「若いうちしか似合わない色を着た方がいい」などとよく言われた。

特別背伸びしていたわけではないけれど、顔付きもあって子供の頃から年相応に見られないわたしは、いつだって年上扱いされてきた。それは別に悩みでもなんでもなくて"それがわたし"という認識でいる。黒を着ると余計に大人びて見えたのだろう。それを、もったいない、と言われていた。

わたしはわたしが好きな服を着ているだけ。それを否定されるのはなぜなのだろう。若いときに黒い服を着てはいけないなんて誰が決めたの?

わざわざ言ってくるのも邪魔だけれどスルーして、誰になんと言われようともわたしが好み、わたしに似合う自身のスタイルをブレさせてたまるかと思ってきた。今思ったって、その選択は間違っていないと感じる。


大人の助言

「10代ってだけで可愛いのだから濃いメイクはしない方がいい」なんて、その当時大人から言われ続けたことを思い出す。

コンプレックスの強かったわたしは濃いメイクや着こなしによって自分を着飾ることで悩みを隠してきた。そのときのわたしにとってファッションは世の中を生き抜くための鎧のようなものだったから、それを外すことは生きられないのと同じことだった。

ファッションは心の内が表れる。それを知らない大人の意見なんて聞きたくなかった。

わたしはこういった「大人からの助言」のようなものが心底苦手だ。
自身が"大人側"になった今でも、このような話を聞くと虫唾が走る。
経験を積むと、まだその経験をしていない者にとやかく言いたくなるものなのだろうか…と、うるさい大人を見て思っていた。同時に、わたしはそういう大人になりたくないとも強く思った。

助言が否定になってはいけないし、アドバイスは本来相手を思ってのことのはず。その意味を履き違えた大人になりたくはない、と理想の大人像を自分の中に築き上げていた。


個性の尊重

人が何を思うかは、人の自由。
大袈裟な言い方をすると、人それぞれの考えや個性が尊重される世の中であって欲しいと思っている。

ファッションはTPOが大幅にずれていなければ、人からとやかく言われるものではない。けれど何か言われて自分が折れてしまう場合や、不安になって"人と同じ"を選んでしまう人もいる。

みんな一緒なんてつまらない。
どんなものでも自分の心が反映されているのなら、そのスタイルを貫き通せば良い。

わたしはわたしの思うスタイルをぶれさせたくない。
きっとこの先も、ずーっと黒が好き。



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