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アパレルを救う?わたしたちにできること[好きを見極め大切にする]


「アパレル業界が限界」なる記事を読んでしまい、とても辛い。

ファッションは生活必需品からは真っ先に除外されてしまう。
けれど、生活必需品だけでわたしの気持ちは満たされない。
ファッションはわたしにとっては何よりも心の豊かさを実感できるものだから。

わたしたちに今できること、わたしが今、伝えたいこと。


生活必需品ではないもの

今の状況下で、必ずしも生活必需品とは言えない"お洒落着"を新たに買わないこと。それは仕方のないことであって当然の流れだと思うし、各自お出かけを制限している中で冷静に考えれば目に見えて分かること。

それでもやっぱりわたしには"おしゃれすること"が日常に欠かせなくて、生活に必要なものではないけれど、心を豊かにするためには必要なもの。

だからこそ、アパレルブランドの倒産や売上不振、苦境といった情報から目を背けてしまっていた。
お世話になった・関わったことがあるなんて関係なく、わたしの全てである"ファッション"という存在が危うい立場になることを、おしゃれの楽しさが人から忘れ去られてしまうかもしれないことを、ひどく恐れた。

ニュースを知り得ることはあっても、あまり頭で考えないようにしていた。
わたしは感受性が高く、ダメージを受けやすい。けれど、そんなことを理由に悲しいけれど現実に起きていることを、ファッションの世界に生きながら自分の枠外に追い出しているなんておかしな話だとようやく思えた。


ものを大切にすること

こういった状況下だからこそ見えてくるものもある。

お出かけをしない日常が出来上がり、一方でサステイナブルが浸透し始めた。
一着の洋服を長い期間大切に着ること、処分するときはリサイクルに出すこと、着てくれる誰かに譲ること。そうやって「物を大切にしたい」という気持ちを多くの人が感じていることを嬉しくも思う。

人が服を買わなければ、アパレルは終わる。

けれど、自分を見失い、ただ流行を追いかけた人がシーズン毎に服を買っては捨てての繰り返しを見るのはもういやだった。
流行が終わったらまるでゴミだと言わんばかりに捨ててしまう。そこに愛を感じられなくて胸がぎゅっと締め付けられる。

だから今ある服を、愛着を持っていられる好きが詰まった服を、長く大切に使うことが出来れば良いと思う。
ワードローブは好きなものでいっぱいにするのが一番だと思っている。
流行りは関係なく、自分にとって価値のあるもので溢れさせたい。

だから流行を追うことで無理にファッションにしがみつくのではなく、自分が本当に好むものを選んで買うことが、売り手も買い手も真の意味での幸せな状態なのではないかと感じる。


純粋に好きな服を買う

アパレル服の大量の在庫も懸念されている。
そこに対して、わたしが、わたしたちが無理せずできることは?

わたしは、sale品も普通に買う。
在庫が残らないようにsale品をわざわざ選ぶとかそういうことではないけれど、好きなものであれば迷わず買う。「sale品だからいやだな」なんて考えは微塵もない。

現状では、sale品=売れ残りという法則は成立しない。むしろこの法則は古いとさえ思っている。
先の先を見越してつくる洋服は、当然当たり外れも出てしまうものだけれど、今年はそんな話ではない。これまでの当たり前が一切通用しないからこそ、物事の見方をひとつずつ改めるべきだと思う。

だからこそ、普段なら売れるはずのものが残ってしまう"今"だから、固定概念は捨ててsaleも活用する人が増えるといいな。ただ純粋に、自分が好きなもの、大切にしたいと思ったものを見つけられたら、そこに値段は関係ないと思うから。


おしゃれを楽しむ心

愛を持って服を扱い、大切にする。
心が浮き立つものに出逢ったら、吟味してワードローブに迎え入れる。

今のような状況だからこそ、"おしゃれすること"をより一層楽しんでいたいと思う。
そして、それを多くの人に伝えられたらと思う。



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