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半年後の鬱 UTU NOW

薄衣です。

私は2023年秋に
精神科に50日間入院しました。

それ以前の受診歴はゼロ。

ある日突然、希死念慮に襲われ、
その日、初めての受診で入院となりました。

そして退院から約半年。
私にとって、うつ病を自覚してから約半年。

49歳の主夫がうつ病になってから、
半年後の今。
気付いたことを書いていきます。

剥き出しの感情

気持ちが剥き出しになった、
とでもいいましょうか。

ときには急に怒り出したり、
逆にすごく落ち込んでしまったり。
なかには、後で考えても
なんで乱れたのか
全然思い当たらないことも。

そんなときはこう考えます。
きっと、私のなかの
ストレスタンクがいっぱいになって、
感情があふれ出して、
乱れてしまったのだ、と。

あんまり、
そこに頓着しないようにしています。

引きずると、その日1日
終わってしまいます。


もったいないと思うのです。

それでも引きずってしまうのが、私。
そんな時こそ、今、その瞬間に集中して
切り替えを図る毎日です。


病気のせいにしたくないんです。


病気だから、
というのはあるんでしょうけど、
それを言ったら進めない気がするのです。

仕方がない、とでも言って
とにかく次の一歩を踏み出したいのです。

だから、今出来ることを
1つ1つやっております。
時々、薬の力を借りながら、
ですけど。


出来ないことを知る毎日

入院前には出来ていたことが、
出来なくなっているとか、
こんなことなかったのに、
ということもたくさんあります。

例えば、

  • 公衆トイレで用をたせないときがある

  • ペンを持つ手が震えるときがある

  • 電車やバスで、車内アナウンスが怖いときがある

  • いろんな音が辛いときがある

  • スマホが鳴るのが怖いときがある

  • 人混みの中に入れないときがある

病気の本を読むと、
こうしたことはあるあるみたいですね。

また難しいのが、
上記のようなことが必ずある
とは限らないのです
頻度は様々ですが、
毎回必ず、
ではありません。私の場合。

トイレが出来ることもあります。
外出先での音が
全然気にならないときもあります。

ペンを持つ手が震えず、
ちゃんと書けたと思ったら、
キャップをする際に震えだし、
しめられないことも。

初めは自分がどうなってしまうのか分からず、怖がって引きこもっていました。

でもやめました

どうやったら克服出来るかを
いつも考えています。

失敗は多いです

それでも少しずつ、
自分に負荷をかけています。

通院のこと

主治医の先生は、フワッとしています。
ほとんど、私の話しを頷きながら聞くだけ。
たまに返しをくれるんですが、
ポジティブなことを簡単に伝えられます。

なので、基本私が話さないと
アッという間に終わります。

そうならないように、いつも
伝えたいことを頭の中に
まとめていくようにしています。
あえてメモを準備せず、
頭の中に入れるように。

これもいいリハビリになるかなぁ、
くらいに考えてやっています。

今は概ね1ヶ月に1回のペースで
通院中です。

向き合う 折り合う

結局、自分が自覚して、
対処していくしかないのかなと思います。
その中で、病院や薬を上手く使いながら。

病気のせいにしてしまうと、
今の私は
そこで終わってしまうように感じています。

自分のことなのだから、
自分で責任を持って対処したい。
出来る範囲で。少しずつでも。
失敗しても、うまいこといかなくても、
次を信じて、出来ることを諦めずに。

トライアンドエラーです。
エラーを恐れずに。

エラーが出たら、一旦止まって
直せばいいじゃない。

そんな感じで、フワッと構えています。

野球と一緒です。
ガチガチに力が入っていたら、
守備なら一歩が出てこない。
打撃でもバットが思うように出てこない。
(薄衣は野球が好きなので、つい例えてしまいます。ご了承ください。)

フットワークを軽く、力を抜いて。
力みどころだけは、力んで。

頑張れるところを見つけて、
頑張れる分だけ、頑張ります。

そしてほどほどに諦め、受け入れ、
折り合いをつけます。
全部自分のことですから。

主夫なので

また、私の場合主夫なので、
会社に勤めたりしていません。

何が言いたいのかというと、
自分のペースを作りやすいのだと思います。
追い立てられるモノが、あまりないのです。

これは家族のおかげです。
この話になると、いつも主治医が
「奥様には申し訳ないですが、
 奥様のお力をお借りしましょう」
みたいな話になります。

言われるたびに(妻に)恐縮していますが、
たしかに妻のおかげで
自分でペースを探れています。
これは本当にありがたいです。

治りませんが諦めません

スッと全快!
ということはありません。

風邪みたいに、
熱が下がって、咳が止まって、
鼻水が出なくなって、
みたいな回復曲線は描けません。

逆に、出来ないことが増えとる❗️
そんな気さえしています。

あっ❗️出来るようになった❗️
と思ったら、次はダメだったり。
そんなことの繰り返しです。

だからこそ、諦めず、
そんな自分と向き合い、
こんな現実と折り合いをつける。

そうして生きています。

鬱を自覚して半年。

今日はボチボチ・・・

元気です。

ドン曇りでも、土砂降りでも、
上を向いて行きたいと思います。

今回も最後までお読みくださり
ありがとうございました。

今回のタイトル画像はTOMOさんから。
力みを忘れずに、でも、力み過ぎずに。
肩の力、抜いていこうぜ!
日々、ドンマイです。

ありがとうございました。

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