黄金の傷跡
カルチノワ ミロスラヴァ 作 212×330mm
“Golden Scar of a Healed Wound” by Miroslava Karchinova
最近金継ぎに注目が集まっていますが、この技術は日本国内だけではなく、海外でも広く知られているようです。欠けた陶器を漆と金によって修復し、その傷までを美しいものとして愛でる美意識は日本独特のものかも知れません。
この金継ぎを描いたのはブルガリアのカルチノワさん。金継ぎで修復された端正な壺を描き、質感のある紙を背景に使用。金継ぎが完成した形を表現しました。一方坂上さんの作品は金継ぎの作業中の状態を描いています。筆を持った手と2つの陶器。背景の白と金、そして黒が静かな作業を物語っているようです。
どちらの金継ぎの作品も風情がありますので、ギャラリーで楽しんで下さい。
(「金の輝き」出展作品 2024.6.12~6.29 於:剪画アート&スペース http://bit.ly/hc8WTq)
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