天駆ける
菅谷 順啓 作
今回の「菅谷順啓遺作展」のご案内ハガキに使わせていただいた作品です。手前に蓮の葉、中間に白い睡蓮、上空に龍、そしてその上ではお坊さんが合掌しています。お気づきの方も多いと思いますが、このお坊さんが菅谷さんを彷彿とさせるお姿なのです。
モノトーンに近い色彩ですが、背景には紺色の和紙を使用。黒・紺・グレーの色合いが、蓮の花びらの白を引き立て、幻想的な雰囲気を作り出しました。花の中心にわずかに黄色を使っているのも心憎い演出です。
キリリとしたラインと、ストーリー性のある絵柄。菅谷さんに追悼するのにふさわしい作品だと思います。
(「菅谷順啓遺作展」出展作品 2022.8.2~8.8 於:剪画アート&スペース http://bit.ly/hc8WTq)
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