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スカル

岡田 桂子 作 110×110mm
“Skull” by Keiko Okada

 見えないところにある骨も、もちろん人体の重要な一部です。岡田さんはスカルの他に手と足の骨も描いています。どの作品も小さなものです。
 写真ではわかりにくいのですが、このスカルの輪郭線は銀色、そしてピンクや藤色、オレンジ色、黄色と全体が優しい色合いで彩色されています。描き方によっては恐ろしげにも、不気味にも見えてしまうスカルを可愛らしく優雅に表現したところが岡田さんらしいと思いました。
 この作品は六角形のガラスの額に入っていて、何かの標本のようにも見えます。この作品にはふさわしい演出ですね。岡田さんの骨の作品は一角にまとめてあります。3つの作品をぜひまとめて鑑賞してみて下さい。

(「人体」出展作品 2023.8.30~9.16 於:剪画アート&スペース http://bit.ly/hc8WTq)

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