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何はともあれ

先週からエッセイのアイコンの写真をモノクロに変更しました。
1年経ったから…というのも少しはありますが、単純に変えたかったから…が大きいと思う。
少しは変化がないとね。
とりあえず1年はこのモノクロのトーンで行こうと思っています。

先週は珍しく朝から晩まで撮影することが多かった。
ありがたい事だった。
基本はどんな撮影の仕事でも楽しいなと思いながら臨んでいる。
気が向かない撮影はないのかと言うとそうでもなく、それは仕事内容ではなく依頼主の心の内のようなものが良くない(卑しさみたいな事かな)と、こちらも気持ちよく仕事はできないし、こちらもそのような振る舞いをしていないか気を付けないといけない。

とにかくありがたい一週間だった。
でも、やはりストレスは溜まるのだろう。
何かと開放したくなる。
お昼にハンバーガーのセットを食べてしまった。
それも大きなサイズの…
そのため週末の仕事が夕方には終わったので、そのまま相談事の電話をイヤフォンでしながら、難波から新世界を通って西成の奥(片道3km)まで歩くことにした。

知り合いのレタッチャーさんとの電話で知り合いのアマチュアカメラマンの方が、始めて仕事として依頼を受けるけど、著作権は自分にあるという内容で、それについて気になったので、こちらに連絡があった。
聞けば、そのアマチュアの方は東京の有名大学の法学部を出ていた。
何をどう受け取っているのかわからないが、自分の身の回りのカメラマンでその様な事をいう人は聞いたことがなかった。
自分の作品ならまだしも、依頼主から料金を頂いたうえで、著作権を主張する人を聞いた事がなかった。
案の定事前に確認していたのか聞いてみると、そのような確認はしていなかった。
トラブルの雰囲気しかしない…
レタッチャーさんには、そのような確認は相互に差異が出ないようにしないといけない事を伝えた。

電話しながら散歩(ウォーキングかな?)したが、大阪の事を知ってる人ならご存知かもしれないが、かなりディープなルートを歩いた。
難波→日本橋の電気街→新世界→動物園前商店街の順は、多種多様な人の移り変わりを見る事になる。

それぞれの街に、それぞれの欲がある。
人も違うから匂いも違う。
もちろん猥雑な部分もある。
難波のあらゆる方向に人がそれぞれ向かう姿。
日本橋のメイドさんがズラッと並んでの呼び込み。
新世界の外国人で溢れ返った通天閣の真下。
動物園前商店街はカラオケの歌い声が聞こえる中、2回の喧嘩を目撃した。
そういった情景に昔から人の匂い感じたりするし、その人の間を抜けて歩くのが好きである。

コロナで人のいない街を歩く事も好きだったけど、人の多い街を歩くのも楽しい。
自分のストレス発散は、こうやって無目的に街を歩く事なのかもしれない…
帰りの人通りの少ない新世界の裏道を歩きながらそう思った。

帰宅したら仕事に取り掛からないと…
何はともあれ仕事があるのはありがたい事である。
万博カラーになった通天閣をチラッと見て難波に戻っていった。

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