千田有紀

noteはじめました。役に立つことはあまりかけない気がします。

千田有紀

noteはじめました。役に立つことはあまりかけない気がします。

    最近の記事

    小宮さん、そろそろ本当にやめにしてください。

    今回という今回は、小宮さんに非常に失望した。私が前回のエントリ「小宮友根さんによる私の論文への度重なる「批判」について」を書いたあと、『社会学評論』の千田論文について(3): スコットランドの事例 - frrootsのtwitter補完メモなるものを公開している。読んでその不誠実な態度に、今度という今度は、非常に驚愕した。 まず、私が何度も指摘しているように、 まず、スコットランド政府が、「母親」という言葉を書き換えたにも関わらず、「父親」は残していること、にまったく触れ

      • 小宮友根さんによる私の論文への度重なる「批判」について

        非常に当惑している。小宮友根さんが、『社会学評論』288号(72‐4)の公募特集「ジェンダー研究の挑戦」において掲載された私、千田有紀の論文「フェミニズム、ジェンダー論における差異の政治-平等から多様性へ」に対して、Twitter上でずー-----っと長きにわたり、「批判」を、やめて下さらない件である。 これまで私のこの論文について、『社会学評論』の「ジェンダー研究の挑戦」に掲載されました。、小宮友根さんの『社会学評論』掲載論文の「批判」にこたえて。、「論文には論文で批判を

        • 清水晶子さんは、「キャンセル」していない(私の妄想だそうです)。

          これまで、『現代思想』にトランス女性を包括し、「『女』の境界線を引きなおす」ためにはどのような制度的な合意が必要なのかを検討する「『女』の境界線を引きなおす」を書いてから、私は「差別者」というラベルを貼られて、仕事にも多大な影響を受けてきました。 例えば、小宮友根さんは、 と書かれています。「これまで」の「差別的な言説をエンカレッジ」してしまう「文章」とは、明らかに『現代思想』のことを指していると思います。不思議な書き方ですよね、そもそも。私の意図が差別ではなかったとして

          • 今後は、何らかの判断を求めるかもしれない宣言。

            ご無沙汰しています。実は、アメリカに来ています。非常に尾籠な話で恐縮なのですが、アメリカに来て驚いたことは、ここ数年、ずっと悩まされていた下痢と腹痛がぴたりと止まったことです。 ご飯を食べてしばらくすると、ときには水のように(ごめんなさい)流れていく下痢のせいで、外食が難しく、また持病の薬を飲むタイミングを考えたりして、社会生活もままなりませんでした。それによってまた慢性的な疲労感も甚大で、メールの返事を書くのもままならず、また腎臓にも大きな負担がかかっていたようでした。

            リツイート罪?

            これまでの経緯は、過去のnote記事を読んで下さい。今回は、あまり深入りしたくありません。私が『社会学評論』に掲載されてから、小宮友根さんらの「トランス人権擁護派研究者」を中心に、根拠のない批判が繰り替えされている件(繰り返しますが、私はトランスを含むすべての差別に反対ですし、どのようにコンフリクトの調整が可能なのかをさぐっていっているだけです)。「論文には論文で」という主張に対して、清水晶子、小宮友根、福永玄弥さんから批判をいただきました。でも一部は、私宛てではなかったそう

            言説の責任(清水晶子さんと福永玄弥さんにこたえて)

            私が『社会学評論』の特集「ジェンダー研究の挑戦」に応募し、査読の結果、「フェミニズム、ジェンダー論における差異の政治-平等から多様性へ」が掲載された件について、社会学者の小宮友根さんに「特集は査読が甘い」などと批判された件で、私はすべての点について反論を書かせていただきました。小宮さんは、私の反論には1点を除いて反論されませんでしたがその後、「論文では論文で」(反論して欲しい)といった私に対して、以下のようにツイートされ、それに清水晶子さん、福永玄弥さんが続かれたと思いました

            「論文には論文で批判を」といったことに対して寄せられた、小宮友根、清水晶子さんらによる批判にこたえて

            私の論文に対する小宮さんからの批判には、すべて反論しましたので、もうこれ以上twitterなどでは終わりになるといいと思います。泥仕合になるのは良くないと思いますが。小宮さんは、私の論点の3にだけ反論されて、私を「差別者」と呼ぶことへの反論の残りの論点に関しては、お答えになりませんでした。補足の形で追加されたようです。↓ 「はい?」という気持ちは共有しつつも(失礼)、一応これで収束かなと思っていました。しかし、こう書かれたあとも、twitterではまだ続いているようなので、

            小宮友根さんの『社会学評論』掲載論文の「批判」にこたえて。

            先の投稿を書き上げてから、小宮さんによる批判(批判1、批判2)を読んだ。学問の徒として、非常に悲しい気持ちでいっぱいである。小宮さんがされていることは、すでに私への批判を超えて、どう表現していいのか悩むが、いわば学問への信頼そのものを揺るがす行為ではないか。すでに私個人の問題だけではなくなっているように思うので、簡単にここに記す。 1.特集公募の査読が甘いと言い続ける理由は何ですか?まず驚いたことは、小宮さんが私の論文が掲載されていることをもって、下記のように評論の公募特集

            『社会学評論』の「ジェンダー研究の挑戦」に掲載されました。

            掲載に至る経緯『社会学評論』288号(72‐4)の公募特集「ジェンダー研究の挑戦」において千田有紀「フェミニズム、ジェンダー論における差異の政治-平等から多様性へ」が掲載されました。ホッとしています。 この論文はジェンダー特集論文であり、2020年に7月末の締め切りの応募のなかから選抜され、その後さらなる査読を経て、2022年4月に刊行された論文です。インターネットのなかった時代から執筆をはじめ、多くの言論雑誌があった時代を経験した私は、広く読んでいただけることを目的に商業誌

            『現代思想』の「『女』の境界線を引きなおす―『ターフ』をめぐる対立を超えて』(千田有紀)が公開されました。

            たった8,000字の原稿ながら、さまざまな物議を醸しだした『現代思想』の論考が、有志によって公開されました。青土社の現代思想編集部の許可を得てのことです。 「『女』の境界線を引きなおす―『ターフ』をめぐる対立を超えて』(千田有紀) この論考に対しては、東京大学の清水晶子さんなどから、SNS上で厳しい批判を受けました。清水さんはTwitter上で、「ゆな」さんのブログの内容は、私の論考に対する誤読などではない、「研究者として」支持すると断言されています。ぜひ一度、こうしたこ

            ぐりこさんによる私の論考のまとめ

            ぐりこさんが私の論考について書いてくれた。ありがとうございます。 たぶん、ぐりこさんと私は「立場」は違うのだと思う。多くのひとが、安心安全プライバシーの確保を主張するときに、「そこにある男女の身体的差異(多分本当に言いたいことは、身体的なリアリティの重さ)」を根拠とされているのに対して、私は「身体」というものは否定しないものの、それを根拠とはしない、身体(の性別)は「社会的合意」である、と考えていると書いた。(ただし、確かに現実の身体はヴァルネラブルで傷つきやすいものであり

            「女」の境界線を引き直す意味-『現代思想』論文の誤読の要約が流通している件について

            言ってもいない主張が、私の論文要約としてSNSで拡散され続けている「大変。ネットにかなりの誤読がネットに投稿されてる。何とかした方がいいよ」と研究仲間から連絡があったのは、ニューヨークから帰宅する朝のことだった。まさに、上の写真にあるトイレ――All Genderと、旧態依然としたGenderの2分法に分かれたトイレの2つが併存するというカフェで、エッグベネディクトを食べていたときだ(双方をAll Genderにすればよいのに、All Genderの札をあとから貼りなおしたよ

            HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)論争をめぐって考えること。

            HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)について、つねに論争が燃え上がっています。私自身は、積極的な反対派でも、推進派でもありません。判断できない、というのが正直なところです。そもそも熱意をもって、この問題を語ってきませんでしたし、今後もおそらく語ることはないと思います。原因はさておきワクチンの「副反応」に苦しむ方がいらっしゃり、また実際にがんで苦しみ、命を落とされている患者の方もいらっしゃるとても重い問題で、判断しかねるというのが偽らざる本音です。 しかしツイッターで、「ワク

            noteはじめました。

            note、はじめました。どうやって使うのか、よくわからない。まぁつまらないことしか書かないつもり。みなさん、どんなことを書かれてるんですか?(調べてから作れよ)。 この連休で、うっかり数日メールを開けるのを忘れてしまい、空けたらすごいメール未読数を見て、もうついていけない。明日から、キチンとメールを返す、つもり。そもそも、noteなんて書いている場合ではないのだ。 あとツイッターからこちらに、なんとなく移行したいと思ってます。私はかっちりとしたことは、論文やせめてweb原