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みんなのUXリサーチマガジン

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UXリサーチャーが「参考になる!」と感じたUXリサーチに関する記事をまとめています。 運営メンバーも募集中です。
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#UX

「Atomic Research」の導入によって進化するUXリサーチの取り組み

こんにちは。Web3×エンタメ領域のスタートアップ Gaudiy でUXデザインを担当している坂田です。 これは Research Advent Calendar 2023 の22日目にエントリーしている記事です。リサーチをテーマとした記事であればなんでもどうぞ、ということなので、私が現在取り組んでいる「Atomic Research(アトミック・リサーチ)」をご紹介したいと思います。 UXリサーチ活動の課題探知 2022年12月に入社してから、真っ先に感じた課題があり

UXリサーチチームと連携してユーザビリティテストを実施し、効率的に意思決定ができた話

はじめにこんにちは。プロダクトデザイン部のながうじです。 デザイン作業を進めていると、いろいろな人にレビューをしてもらう機会があります。様々な視点を取り入れることができる有用な機会なのですが、その反面、収集がつかなくなるときがあります。  このように意思決定に迷うような場面では、ユーザー視点を取り入れて効率的に意思決定ができるといいですよね! そのための手段の1つとしてユーザービリティテストがありますが、その必要性や有用性が理解されづらいというのはあるあるかと思います。

2022年もいろいろUXリサーチの教材をつくったので無料配布するよ!

羽山 祥樹です。日中は某大手企業で働きながら、2年前に日本ウェブデザイン株式会社を起業しました。UXデザインやUXリサーチのコンサルティングやコーチングをする会社です。 ここ数年ずっと、自分のもっているノウハウをひたすら外化して、SlideShareやメディアでの連載記事で「このとおりやれば誰でもUXデザイン・UXリサーチができる」という、具体的でやさしい教材にしてガンガン無償公開する、ということを続けています。 30代の前半に「自分の手元にあるノウハウもお金も自分が死ん

「ユーザー像がわからない!」 Chatwork で直面したデザイン課題と UX リサーチの試み

こんにちは。Chatwork のプロダクトデザイン部で UX デザイン、UX リサーチを担当している仁科です。最近のマイブームは干し芋です。秋は美味しいものがたくさんあって嬉しいです。 さて今回は、来たる 10/7(金)に開催の「Chatwork Product Day」への登壇を前に、私が Chatwork で取り組んできた UX リサーチについて振り返ってみたいと思います。 こんな方に読んで欲しいです。 ユーザー像がわからない!ユーザーさんが真に何に困っているかわか

UIデザイナーが初めてUXリサーチを実践してみた話

こんにちは。株式会社 grooves(グルーヴス)のプロダクトデザイナーのかわしまです。 先日、グルーヴスへの転職エントリーを公開したところ、多くの反響を頂きました。ありがとうございます。 僕はグルーヴスに入社後、UXリサーチャーのリードの元、同じチームのプロダクトデザイナーと共に、初の本格的なUXリサーチに取り組んでいます。 リードするUXリサーチャー↓ 実践するUIデザイナー(僕)↓ 今回は、UIデザイナーがはじめてUXリサーチに入門し実践したことをご紹介します!

人類学者の考える「リサーチの価値」

先週6月25日に開催したセミナー「人類学的リサーチ事始め ~人類学者の情報収集と「問い」の見つけ方~」には、私たちの予想を超えて100名近くもの方々にご参加いただきました。当日は多くのリサーチャーやデザイナーの方々がいらしただけでなく、企画職やエンジニア、研究者や学生など幅広い職種の方々に集まっていただき、多くのコメントが寄せられ、質疑が活発に交わされました。大学院の後輩である水上優さんと企画したこのイベントは、人類学的リサーチの重要性を広く伝える目的で実施したのですが、人類

UXリサーチャーとUXデザイナーの協業

この記事では、三菱UFJフィナンシャル・グループの戦略子会社であるJapan Digital Design(JDD)において、体験デザインを担うExperience Design Team(デザインチーム)のUXリサーチ活動の一部を紹介します。 デザインチームにはUXリサーチを専任とするリサーチャーがおり、UXデザイナーと共同でプロジェクトを進めています。今回は、UXリサーチ活動におけるUXリサーチャーとUXデザイナーの協業を切り口に事例を紹介していきたいと思います。 協

【増補版】ペルソナ浸透事例で読み解く!UXリサーチを全社活用するatama plusの大切にすること

こんにちは。atama plusというAI×教育のスタートアップでUXリサーチャー/UXデザイナーをしていますnozawaです。 先日、ポップインサイトさん主催のウェビナーで「ペルソナ浸透事例で読み解く!UXリサーチを全社活用するatama plusの大切にすること」というテーマでお話をさせていただきました。 1時間のイベントに初めて登壇しましたが、Twitterやアンケートでポジティブな声をたくさんいただき大変嬉しかったです! セミナー中に頂いたたくさんの質問にお答え

atama plusが13,000件超の現場情報をプロダクト改善に活かすためにやっていること

はじめまして。AI×教育のスタートアップ、atama plusの上村です。 アプリチームでUX/UIデザイナーをしており、かつ横断的なUXリサーチチームに所属しております。 UXリサーチチームは、ペルソナ情報の更新管理や、定量分析ツールの整備など全社のリサーチ分析基盤を作る取組みをしております。 プロダクト開発の中ではリサーチの取りかかりとして現場情報が基点になることが多数あります。しかし、ビジネスメンバーが実際に現場で経験した内容や顧客の言動などの貴重な情報が、組織の隅に

UXリサーチは誰のもの?

こんにちは、ソウゾウでデザイナー/UXリサーチャーをしているpeachです。 今回はこちらのアドベントカレンダーに参加すべく、4年ほどROM専だったnoteを引っ張り出してきました。 さて、UX〇〇というのがバズワード化している昨今ですが、「UXリサーチをやってみたい」というデザイナーさんからのご応募をいただくことが増えてきました。その度に私は「なぜ、今の環境でUXリサーチをやってみないのだろう?」と感じていましたし、時には今の環境で出来るリサーチ方法について相談に乗ってい

印刷からSaaSへ。UXリサーチャーとしてサイボウズに入社しました!

みなさん初めまして! 2021年6月に、中途採用でサイボウズに入社したサイトウユウタです。 デザイン&リサーチというチームでUXリサーチャーをしています。 本当は入社直後に書こうと思っていたのですが、kintoneを触るのが楽しくて、気がついたら3ヶ月経っていました。 今更な気はするけど、憧れの入社エントリというものを書いてみようと思います。せっかくだしね。 UXリサーチとの出会い サイボウズに入社する前は、新卒で入った印刷会社で6年間働いていました。 ただ、僕のキャリ

お客さまがその機能を目にするのは一生に一度だけ 。 「むずかしい」を改善し続けるお話

こんにちは、メルペイデザインチームの小嶋(kojima_yu)です。 この記事では、私の担当していたリリース初期の「アプリで本人確認(eKYC)」についてお話します。 もしかするとみなさんは既に体験されたでしょうか。 ちょっと不思議でむずかしい本人確認。実はメルカリの中で一生に一度だけ目にするフローでした。 そんなお客さまの一生に一度の体験をユーザーテストで改善し続けたお話です。 ▲ メルペイの「アプリでかんたん本人確認」を利用している様子 本題に入る前に、用語につ

CXとUXの間をなめらかに繋ぎ、UXを磨き続ける大切さ。 Takramと考える『UXリサーチ』 ラクスル社内勉強会レポート

こんにちは、「RAKSUL DESIGN MAGAZINE」です。 ラクスルは2020年よりデザイン推進室を立ち上げ、全社横断でデザイン思考を実践する組織づくりを行なっています。 今年1月からは、デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」と共創し、デザイン経営の実現に向けて日々取り組んでいます。第一弾として、ロゴのリニューアルも行いました。 デザイン経営を推進していく上で、ユーザー理解の基本となるのが『UXリサーチ』という考え方です。ビジネス観点だけではなく、ヒア

年間600回リリースの裏で、年間200人ペースでユーザーインタビューを実施する理由

こんにちは、Ubie Discoveryでプロダクトデザイナーをしている永尾です。昨年末から生活者向けのプロダクト、ユビーAI受診相談(https://ubie.app)のデザインとインタビュー設計/運用の役割を担っています。 この夏、ユビーAI受診相談は iOS / Androidアプリをリリースしました! ユーザーインタビューは重いもの?みなさん、毎週ユーザーインタビューしてますか? ユーザーインタビューを実施している事業会社はもはや珍しくありませんが、定常的に実施し