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「ボジョレー・ヌーボー」と亡き父との想い出

毎年「ボジョレー・ヌーボー」の季節になると、今は亡き父のことが想い出されます。

「ボジョレー・ヌーボー」が解禁されるとすぐに、父がブランドの違う2,3本を必ず買ってくれていました。

お気に入りのブランドは、華やかなラベルでおなじみの「ジョルジュ・デュブフ」。ラベルを見るだけで今年もこの季節になったな…と気分が上がったものでした。

「ジョルジュ・デュブフ ボジョレー・ヌーボー」

ワインに合う母の作った手料理をつまみに、実家で家族3人「ボジョレー・ヌーボー」を味わうというのが毎年の恒例行事でした。

父はある程度ワインに詳しかったのでその年の出来栄えについてあれこれ"うんちく"を垂れていましたが(笑)、母と私はなんでも美味しくいただいていました。

ちなみに2023年、今年の「ボジョレー・ヌーボー」は「ボジョレーワイン委員会」によると「エレガントでバランスの良い出来栄え」と評価しているそうです。去年よりも味が良さそうですよ!

以前は2,000円もしなかった「ボジョレー・ヌーボー」ですが、さまざまな要因でここ数年すっかり価格が高騰していますよね。

父が亡くなり「ボジョレー・ヌーボー」を欠かさず買ってくれる人もいなくなってしまいました。解禁される季節になると「ボジョレー・ヌーボー」を飲みたいと毎年思いながらも、「高いな…」と自分では買わない年もありました。

先日仕事場近くのカルディの店頭で、こんな「ボジョレー・ヌーボー」を見つけてしまいました。しかもお値段が安い!

某カルディの店頭

「KALDIのために作られたヌーヴォーです! スタッフも絶賛!!」の文字に惹かれてしまい、迷わず手にしていましたね(笑)。

飲んでみると、まさに店頭のポップに書かれていた通りの味でした。

「軽口の赤ワインでどんな料理にも合いやすい。ぶどう本来の甘みも感じられて赤ワインのタンニンや酸味が苦手な方も飲みやすい!!(甘口ではありません)」

私は甘いワインは苦手で「ボジョレー・ヌーボー」 も"もの"によっては甘く感じられるのもありますが、「甘口ではありません」の文字を信じて良かったです。非常に飲みやすくて美味しかったです。フレッシュでフルーティーな、いかにも「ボジョレー・ヌーボー」らしいワインでした!

このお値段なら、もう1本買って飲みたいと今のところ思っています(笑)。

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お父さ~ん!今年の「ボジョレー・ヌーボー」はなかなか美味しい出来栄えですよ!お父さんならどんな"うんちく"垂れてくれたでしょうね…。そっちでお兄ちゃんと二人仲良く飲んでね!

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