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#213 子育て世帯の防災、食料品より大切なものとは?

皆さんこんにちは!
小1、年中、プレの学年の、2才差ずつの3人育児をしている仙台凛です。

先日、子育て世帯に向けた防災情報を発信している、かきつばたさんの講演を聞きました。


いざという時の備え、やらなきゃ、やらなきゃと思いつつも、何もしていない我が家。

子育て世帯に向けの防災の話を聞き、いっきに危機感が高まりました。

講演後、すぐに簡易トイレを購入し、子どもたちと一緒に試してみましたので、今回はその話です。



避難所で最も困ること、第一位は?

何かと不便が多いであろう避難所ですが、被災者の方が最も困ること第一位は何だと思いますか?

意外かもしれませんが、実はトイレの問題だそうです。

また、避難所に仮設トイレが設置されるまでの平均日数は約3日〜4日。中には、災害から1か月近くトイレが設置されない場合もあるようです。

さらに、トイレが設置されたとしても、衛生面の問題もありますし、被災者の心理的ストレスが影響して、トイレに行っても排尿・排便ができないというケースもあるそうで、なかなか深刻な問題になっています。


簡易トイレの重要性

上記のことから、防災グッズで用意しておくべきもののひとつに、簡易トイレが挙げられます。

では一体、何回分の用意をしておけば良いのでしょうか?
答えは、1人あたり50回です。

大人は平均1日7回ほどトイレに行きます。避難所で仮設トイレが設置された李、自宅でも断水が数日間あることを想定し、トイレが使える状況になるまでを1週間と見積もります。1日7回×7日分で、約50回分の簡易トイレが必要という計算ですね。

5人家族の我が家では、なんと250回分!!!!

さまざまな簡易トイレを調べてみましたが、250回分となると、どれも結構なお値段になりますね。。。






簡易トイレを使ってみた

防災の講演を聞いたのち、さっそく数個入りの簡易トイレを購入し、子どもたちと一緒に使ってみました。


様々なメーカーのものが売られていますが、今回購入したものはトイレやバケツなどに付属の薬を入れたビニール袋をセットし、排泄をするというものでした。



防災 ④

その薬によって、尿がジェル状に固まり、防臭作用が施されたビニール袋はしっかり結んで可燃ゴミとして出せるようになっています。

固まったジェルを袋の上から触ってみると、パンパンに膨れた子どものオムツのような感覚でした。


我が家には小1、年中、2歳の子どもがいます。3人に、簡易トイレを自宅の便座にセットして上手に使用できるか試したところ。。。


上の2人は何の問題もなくおしっこを済ませましたが、2か月前にオムツが取れたばかりの末っ子は、怖がって泣いてしまい、結局、ビニールを設置した便座に座ることすらできませんでした。

これがおしっこを我慢してしまうことにつながると思うと、少しゾッとします。実際に私も簡易トイレを使ってみましたが、確かに「ここで出しちゃっていいのかな?」といったソワソワ感があったのは事実です。


まとめ

今回、2歳の末っ子が泣いてしまったことからも、普段から避難生活を想定しておくことの必要性を強く感じました。

トイレの他にも、非常食に食べ慣れておく、そもそも火を使わない料理のレパートリーを増やしておくなど、普段からできることはまだまだたくさんありそうです。

防災グッズはそろえるだけでは足りません。問題なく使えることを確認し、慣れておくまでが災害の備えだと感じました。



おまけ

防災の講演を聞いた直後にお話しした音声はコチラ。

毎日音声配信しています。


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