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AI活用し人の流れを分析 盛岡市中心部で

盛岡市の中心市街地活性化に取り組む第三セクター「盛岡まちづくり株式会社」は今春から、定点カメラで人やクルマの流れを調査し、分析する取り組みを始めた。JR盛岡駅周辺や中心部商店街など13ヶ所の定点カメラでデータを収集し、分析にはAIを活用する。

カメラは盛岡駅の西口や東口、開運橋、映画館通り、中央通り、市役所、肴町商店街などに設置。毎日午前9時~午後6時に撮影し、年齢層は▽14歳以下▽15~39歳▽40~64歳▽65歳以上-の4区分に分類する。普通車と大型車、自転車、バイクの通過数も数える。

『岩手日報』2023年5月10日付


「人流」という言葉は新型コロナ禍初期、繁華街や観光地の人出を抑制する文脈で注目を浴びたが、今度は活性化のためにデータを活用していこうという取り組みである。従来は、道端に座った人たちがカウンターを押し続ける「通行量調査」がお馴染みだった。しかし、調査は特定の日に限られ、天候や大規模イベントの開催などにも左右されやすい。普遍的で信頼性の高いデータというには、以前から少々疑わしかった。その点、盛岡で今回採用された方式は、こうした課題を克服できると考えられるほか、データの利活用の可能性も大いに高まるだろう。

仙台でも採用できないだろうか…?

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